湖尻純(こじり じゅん)
だれでもモバイル株式会社 代表取締役
「審査不要・保証人不要でも誰でもスマホを持てる社会」を目指し、通信業界に新しい選択肢を提供。いわゆる携帯ブラックと呼ばれる方々にも通信インフラを提供できるよう、レンタルスマホやMVNO事業の改革に取り組んできた第一人者。現在は、生活保護受給者や生活に困難を抱える方々に向けて、家具・賃貸・通信など生活基盤を支えるサービスをワンストップで展開。
「メルカリでの買い物がお得になる!」「料金プランがシンプルで分かりやすい!」
そんな魅力に惹かれて、楽しみにしていたメルカリの新サービス「メルカリモバイル」。早速申し込んでみたものの、数日後に届いたのは「審査結果のお知らせ」という非情な通知……。
「え、なんで?何がダメだったんだろう?」
「入力ミスでもしたかな…でも、心当たりがない…」
「もしかして、もう自分はメルカリモバイルを契約できないの?」
予期せぬ審査落ちの連絡に、ショックと同時に、理由がわからないことへの不安や焦りを感じていらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、どうかご安心ください。
メルカリモバイルの審査に落ちてしまうのは、決してあなた一人だけではありません。
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2025年春、待望のサービスを開始したメルカリモバイル。
その最大の魅力は、やはりフリマアプリ「メルカリ」との強力な連携にあります。
これらのメリットから、サービス開始直後から申し込みが殺到しており、多くの人がメルカリモバイルに大きな期待を寄せています。
その一方で、X(旧Twitter)などのSNSを覗いてみると、「メルカリモバイルの審査に落ちた」「理由がわからず困っている」といった声が、予想以上に多く見受けられるのも事実です。
これは、メルカリモバイルの審査が誰でも簡単に通過できるものではなく、携帯電話の契約における一般的な基準に基づき、慎重に行われていることの表れと言えるでしょう。
つまり、審査に落ちてしまったとしても、それはあなた自身が否定されたわけではありません。
必ずどこかに原因があり、その原因を正しく理解し、適切な対策を講じることが何よりも重要です。
まず大前提として、メルカリモバイルは具体的な審査基準を一切公表していません。
これは他の携帯キャリアでも同様で、「こういう人は通って、こういう人は落ちます」といった明確な線引きは、部外者にはわからないのが実情です。
しかし、審査基準が非公開だからといって、全く手がかりがないわけではありません。
携帯電話の契約審査は、どの会社であっても、ある程度共通の項目をチェックしていると考えられています。
メルカリモバイルの審査も、基本的にはこれらの一般的な基準に沿って行われていると見て間違いないでしょう。
一般的に、携帯キャリアの審査では、主に以下の3つのポイントが総合的に判断されます。
クレジットカードやローン、そして携帯電話端末の分割払いなどの支払い履歴です。きちんと期日通りに支払いが行われているかどうかが厳しくチェックされます。
契約しようとしているキャリアや、そのグループ会社で過去に料金の未払いや強制解約がなかったか。また、短期間での契約・解約を繰り返していないか、といった点が見られます。
提出された本人確認書類と、申し込み時に入力された氏名、住所、生年月日などの情報に食い違いがないか、といった基本的な項目です。
これらの情報を元に、「契約者が毎月の料金をきちんと支払い続けてくれるか」を判断しているのです。
メルカリモバイルは自社で通信設備を持つMNO(移動体通信事業者)ではなく、NTTドコモの通信網を借りてサービスを提供する「MVNO(仮想移動体通信事業者)」です。
この「ドコモの回線を借りている」という事実が、審査に影響を及ぼす可能性があります。
特に注意したいのが、いわゆる「社内ブラック」と呼ばれる情報です。これは、特定のキャリアグループ内でのみ共有される顧客のネガティブな情報のことを指します。
例えば、
といった情報です。
このようなドコモ関連のサービスで過去にトラブルがあった場合、その情報がNTTドコモのデータベースに残っている可能性があります。
メルカリモバイルがドコモのシステムを利用して審査を行っている場合、この「社内ブラック」情報が照会され、審査に通過できない大きな要因となることが考えられるのです。
メルカリモバイルならではの疑問、「メルカリの利用実績は審査に影響するのか?」という点について考察します。
「メルカリでたくさん取引していて、評価も良いから有利になるはず」「逆に、過去に購入者とトラブルになったことがあるから不利かも…」など、様々な憶測が飛び交っています。
結論から言うと、「メルカリでの支払いに関する利用実績は、審査に影響する可能性が否定できない」というのが、最も有力な見解です。
審査の目的が「支払い能力の有無」を見極めることにある、という原点に立ち返ってみましょう。
この観点からすると、メルカリでの取引評価の良し悪しそのものよりも、「お金の支払い」に関する履歴が重視されると考えるのが自然です。
例えば、メルカリの便利な後払いサービス「メルペイスマート払い」を、これまで一度も遅延することなく利用してきた実績があれば、それは「きちんと支払いをしてくれる優良な顧客」として、審査においてポジティブな材料になる可能性があります。
逆に、メルカリでの支払いを何度も遅延したり、利用規約に違反してアカウントに制限がかかったりした履歴がある場合は、支払い能力に懸念ありと見なされ、ネガティブな影響を及ぼすかもしれません。
ただし、これはあくまで支払い能力を判断するための一要素です。メルカリの利用実績が良いからといって、他の信用情報などに問題があれば審査に通るのは難しくなります。
総合的な判断の中の一つの材料として、メルカリでの実績が考慮される、と理解しておくのが良いでしょう。
もし、あなたが申し込み内容の入力に間違いがなく、ドコモ関連でのトラブルにも全く心当たりがない場合、審査に落ちた原因はこの「信用情報」に隠されている可能性があります。
信用情報とは、一言でいえば「個人のお金に関する通信簿」のようなものです。
あなたがこれまでに契約したクレジットカードや各種ローン、そしてスマートフォンの分割払いといった、信用取引に関する契約内容や支払い状況が、客観的な事実として記録された個人情報を指します。
この信用情報は、専門の「信用情報機関」によって収集・管理されています。
代表的な機関には以下の2つがあり、クレジットカード会社や銀行、そして携帯電話会社などはこれらの機関に加盟しています。
メルカリモバイルの審査、特に端末の分割払い(割賦契約)を希望した場合、この割賦契約はローンの一種と見なされるため、審査する会社は必ず信用情報機関にあなたの情報を照会します。
そして、「この人に高価なスマホを分割で販売しても、ちゃんと最後まで支払ってくれるだろうか?」という支払い能力を判断するのです。これが、信用情報(通称:クレヒス)が審査で最重要視される理由です。
では、よく耳にする「ブラックリスト」とは何なのでしょうか。
まず知っておいていただきたいのは「ブラックリスト」という名前のリストが、物理的にどこかに存在するわけではないということです。
「ブラックリストに載る」という状態の本当の意味は、あなたの信用情報に「異動」という特別な情報が記録されてしまうことを指します。
「異動」とは、簡単に言えば「約束通りに支払いが行われなかった」という事実を示すマークです。
この「異動」情報が記録されると、ほぼ全てのローンやクレジットカード、そして携帯電話の分割払いの審査に通るのが極めて困難になります。
では、どのような場合に「異動」情報が記録されてしまうのでしょうか。実は、私たちの非常に身近なところにその原因は潜んでいます。
特に見落としがちなのが、スマートフォンの端末代金の分割払いです。
これは月々の通信料と合算で請求されるため、つい「携帯料金の支払い」と軽く考えがちですが、これも立派なローン返済です。
この支払いを延滞すると、あなたの信用情報に傷がつき、「異動」情報が記録されてしまう可能性があるのです。
「もしかしたら、過去のあの支払いが原因かも…」「全く心当たりがないのに、なぜ審査に落ちたのかはっきりさせたい」そう思われた方は、一度ご自身の信用情報を確認してみることを強くお勧めします。
信用情報は個人情報保護法によって守られており、本人であれば簡単な手続きで開示請求(内容の取り寄せ)が可能です。
ここでは、最も多くの情報が集まる信用情報機関「CIC」での開示方法を例にご紹介します。
スマートフォンやパソコンから、24時間365日いつでも請求でき、即時で内容を確認できる最も手軽な方法です。
開示報告書には、あなたの契約内容や支払い状況が詳細に記載されています。
もし支払い状況の欄に「異動」の文字があれば、それが今回のメルカリモバイル審査落ちの直接的な原因である可能性が極めて高いと判断できます。
自分の信用情報を正確に把握することは、審査落ちの原因を突き止め、次の一手を考えるための最も確実なステップです。もし信用情報に問題がなかった場合は、また別の原因が考えられます。
これまで解説した「信用情報」や「社内ブラック」に、まったく心当たりがない。それなのに、なぜかメルカリモバイルの審査に落ちてしまった……。もしあなたがそのような状況であれば、「申し込み情報の不備」を見直しましょう。
「入力ミスなんてするはずない」と思っていても、無意識のうちに犯してしまっている細かな間違いが、審査落ちの直接的な原因になるケースは後を絶ちません。
携帯電話の契約審査における大原則は、「申し込みを行った人物と、本人確認書類の人物が、間違いなく同一である」と確認できることです。
そのため、入力された情報と書類の情報に少しでも食い違いがあると、システムが「本人性を確認できない」と判断し、審査がストップしてしまうのです。
送信ボタンを押す前に、以下の項目が本人確認書類と一字一句違わず入力されているか、必ず確認してください。
たった一文字、ほんの些細な表記の違いが、審査の可否を分けることがあるのです。
申し込み情報の入力が完璧でも、それを証明するための「本人確認書類」の画像データに不備があれば、元も子もありません。
スマートフォンのカメラで手軽に提出できるようになったからこそ、注意すべき点があります。
以下の「アップロード失敗例」に当てはまっていないか、撮影した画像を送信する前によく確認しましょう。
記憶に頼って入力するのは絶対にやめましょう。運転免許証やマイナンバーカードを手元に置き、一文字ずつ見比べながら、虫食いクイズを埋めるように慎重に入力作業を進めてください。
すべての入力とアップロードが終わったら、すぐに送信ボタンを押してはいけません。
最後のワンクッションとして、画面に表示された入力内容と、手元の本人確認書類を、指で追いながら声に出して最終チェックを行いましょう。
「もう一度挑戦したいけど、また落ちたらどうしよう…」
そんな不安を抱えているあなたのために、審査通過率をグッと引き上げるための、即効性の高いものから長期的な視点のものまで、5つの具体的な「裏ワザ」をご紹介します。
裏ワザと聞いて、特別なテクニックを想像されている人もいるかもしれません。しかし、最も効果があり、誰でも今すぐできる対策は「基本の徹底」です。
機械による自動審査では、ほんのわずかな情報の「不一致」が命取りになります。再申し込みの際は、以下の点を確認してください。
「本人確認書類を左手に持ち、右手で一文字ずつ入力する」。このアナログな方法が、うっかりミスを防ぐ最強の対策です。
メルカリモバイルの支払い方法はいくつか選択できますが、もしあなたが審査通過を最優先に考えるのであれば、支払い方法は「クレジットカード」、特にメルカリとの連携が強い「メルカード」を設定することを強く推奨します。
なぜなら、クレジットカード自体が「カード発行会社の審査を通過した」という、あなたの社会的な信用の証となるからです。
審査する側から見れば、口座振替よりもクレジットカード払いのほうが、支払い能力を担保しやすく、信頼度が高いと判断される傾向にあります。
もしクレジットカードをお持ちでない場合は、これを機に作成を検討するのも一つの手です。
信用情報に問題がなければ、年会費無料で作成できるカードも多く存在します。
数ある対策の中で、端末セットではなく「SIMのみ」で申し込むこと。これが最も確実で、最も強力な対策となります。
端末の分割払い(割賦契約)はローンの一種であり、「個別信用購入あっせん契約」として信用情報機関(CIC/JICC)への照会を伴う厳しい審査が行われます。
しかし、「SIMのみ契約」であれば、この割負審査が完全に不要になります。
審査は月々の通信料金の支払い能力があるかどうかに絞られるため、審査のハードルが劇的に下がるのです。
「でも、新しいスマホも欲しい…」という方は、まずはSIMのみ契約でメルカリモバイルの回線を確保し、端末は別途Apple Storeや家電量販店、中古スマホ販売店などで一括購入するという方法を検討してみてください。
「SIMのみ契約が有利なのはわかった。でも、どうしても最新のiPhoneを分割で手に入れたい!」という方は、「10万円の壁」を意識してみてください。
割賦販売法では、10万円を超える高価な商品を分割で販売する場合、事業者はより丁寧な審査(支払可能見込額調査)を行うことが義務付けられています。
そのため、一般的に本体価格が10万円を超えるスマートフォンは、審査が厳しくなる傾向にあるのです。
もし希望する端末が10万円をわずかに超えている場合、比較的安価なモデルや一つ前の世代のモデルに変更して10万円以下に抑える、あるいは頭金を支払って分割払いの元金を10万円未満にすることで、審査の難易度を下げられる可能性があります。
将来的にメルカリモバイルに再挑戦する、あるいは「メルカード」など他のメルカリ関連サービスをスムーズに利用したいと考えているなら、今から「メルカリ内での信用=メルカリクレジット」を育てておくことは決して無駄にはなりません。
こうした日々の健全な利用実績が、あなたの「信用」を少しずつ積み上げていきます。すぐに結果は出なくとも、未来のあなたを助ける大きな力となるはずです。
これらの原因と対策を正しく理解し、一つずつ実行していくことが、再審査への最短ルートとなります。
携帯料金を払えなくなったり、自己破産をしたりすると、大手キャリアやほかの格安SIMの審査に通らないことがあります。
そんなときは、審査なしで申し込める「だれでもモバイル」がおすすめです。
生活保護を受けていると、ケースワーカーや役所への連絡が大切になります。
就職支援や病院への問い合わせなど、電話をたくさん使う場面もあります。
「だれでもモバイル」は、国内の電話が何回かけても定額です。
電話をたくさんかける人でも、通話料を気にせず使えるでしょう。
クレジットカードを持てない人や、過去にカードで失敗した人には、口座振替が安心です。
銀行口座から自動でお金を引き落とすので、支払いを忘れにくく、家計の管理もしやすくなるでしょう。
「だれでもモバイル」は口座振替に対応しているので、クレジットカードなしでスマホを持てます。
スマホを選ぶとき、電波の届きやすさは大事なポイントです。
田舎や山間部に住んでいる人でも、つながらないと困るでしょう。「だれでもモバイル」は、NTTドコモの回線を使っているので、広い範囲で安定してつながります。
料金を払えずに審査に通らない人でも、「だれでもモバイル」なら審査なしでスマホを使えます。
通話かけ放題や口座振替など、便利なサービスを活用して、毎日の生活をもっと快適にしましょう。
審査で困っている人にとって、「だれでもモバイル」は心強い味方になります。