湖尻純(こじり じゅん)
だれでもモバイル株式会社 代表取締役
「審査不要・保証人不要でも誰でもスマホを持てる社会」を目指し、通信業界に新しい選択肢を提供。いわゆる携帯ブラックと呼ばれる方々にも通信インフラを提供できるよう、レンタルスマホやMVNO事業の改革に取り組んできた第一人者。現在は、生活保護受給者や生活に困難を抱える方々に向けて、家具・賃貸・通信など生活基盤を支えるサービスをワンストップで展開。
「新しいスマートフォン(スマホ)に乗り換えようとしたら、なぜか審査に落ちてしまった」
「過去に料金の支払いが遅れたことがあるけど、もしかしてブラックリストに載ってしまった…?」
なぜ携帯ブラックリストに載ってしまうのか。
その理由を丁寧に解説し、ブラックリストでも契約できる可能性がある携帯キャリアの選び方、実際に契約するための手順まで、必要な情報をご紹介します。
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携帯ブラックリストとは、携帯電話の契約審査に通過できなくなる原因となる、いくつかの情報をまとめた俗称です。
このブラックリストの正体は、大きく分けて2種類あります。
携帯電話業界には、TCA(一般社団法人電気通信事業者協会)とTELESA(一般社団法人テレコムサービス協会)という2つの業界団体が存在します。
大手キャリアや多くの格安SIM事業者はこれらの団体に加盟しており、加盟会社間で特定の顧客情報を共有しています。
共有されるのは、料金の「不払い(未払い)」に関する情報です。
契約解除後に料金を支払わなかった顧客の氏名や連絡先などの個人情報が登録され、その情報は各社の新規契約時の審査で照会されます。
つまり、一度ある会社で料金を踏み倒してしまうと、その情報が業界内の他の会社にも伝わり、「この人は過去に料金を支払わなかった実績があるので、契約するのは危険だ」と判断され、審査に通らなくなってしまいます。
この情報の登録期間は、一般的に不払いが解消されてから約5年間とされています。
携帯キャリア各社がそれぞれ独自に管理している顧客情報リストを、通称「社内ブラック」といいます。
これは業界内で共有されることはありませんが、その会社やグループ会社での再契約を困難にします。
社内ブラックに登録される主な原因は以下の通りです。
一度社内ブラックに登録されると、半永久的にその会社の審査には通らない可能性が高くなります。
キャリアは審査の際に「支払い能力」と「信頼性」を見ています。
TCA・TELESAの不払い者情報は、まさにこの支払い能力を判断するためのものです。
また、スマートフォン本体を分割払いで購入する場合は、信用情報機関(CICなど)への照会が行われます。
ここで過去のクレジットカードやローンの延滞情報が見つかると、支払い能力がないと判断され審査に落ちるでしょう。
社内ブラックは、顧客としての信頼性を判断します。
短期解約を繰り返すような、会社にとって利益にならない顧客は「信頼できない」と判断され、契約を断られてしまうのです。
残念ながら、TCA・TELESAの不払い者情報や、各社の社内ブラックに自分が登録されているかを直接照会する方法はありません。
事業者間の審査目的でのみ利用されるため、個人への開示は行っていないのが現状です。
ただし、端末の分割払いの審査に落ちた場合は、その原因が信用情報機関にある可能性が高いです。
信用情報機関であるCICでは、本人であれば情報の開示請求が可能です。もし心当たりがある場合は、一度ご自身の信用情報を確認してみることをお勧めします。
審査がゆるいキャリアを選ぶことに加えて、契約するSIMカードの種類にも、審査の通りやすさに関わるポイントが隠されていることをご存知でしょうか。
それが、近年急速に普及している「eSIM(イーシム)」という新しい形態です。
eSIMとは、Embedded SIMの略で、物理的なカードの形状をしていない、スマートフォン本体に予め埋め込まれたSIMのことを指します。
従来のSIMカードは、プラスチックのカードを端末に挿入して利用していました。
しかしeSIMは、契約後に送られてくるQRコードをスマホのカメラで読み取ったり、専用アプリで設定したりするだけで、通信に必要な情報を本体に直接書き込むことができます。
SIMカードの到着を待つ必要も、小さなカードを紛失したり破損させたりする心配もありません。
契約から利用開始まで、すべてがオンライン上で完結する、まさにデジタル時代のSIMなのです。
eSIMの契約が物理SIMよりも審査に通りやすいという明確な公式発表はありません。しかし、その仕組みから、審査が比較的柔軟になる可能性が考えられます。
最大の理由は、申し込みから開通までのプロセスが徹底して自動化・オンライン化されている点にあります。
物理SIMカードの場合、カード本体の発行コスト、在庫管理、そして契約者への郵送費用といった物理的なコストと人件費が発生します。
一方、eSIMはこれらのプロセスが一切不要です。事業者はコストを大幅に削減できるため、その分、より多くの顧客を獲得するために審査のハードルを少し下げている可能性がある、と推測されています。
人の手を介する部分が少ないということは、機械的・画一的な基準で審査が行われる傾向が強まります。
そのため、前章で述べたような独自の審査基準を持つキャリアがeSIMサービスを提供している場合、過去の情報を過度に重視せず、契約できる可能性が高まります。
eSIMの魅力は、審査面での可能性だけではなく、利用者にとって多くのメリットがあります。
物理SIMのように郵送を待つ必要がないため、申し込み手続きが完了すれば、早ければ数分〜数時間でスマホが使えるようになります。今すぐスマホが必要という緊急時にも心強い存在です。
スマホ本体に情報が組み込まれているため、SIMカードの抜き差し時にICチップを傷つけたり、小さなカードを紛失したりする心配がありません。
機種変更の際も、オンラインでの手続きだけで新しい端末へ移行できます。
eSIM対応のスマホの多くは、物理SIMカードスロットも備えています。
例えば「通話は大手キャリアの物理SIM、データ通信は料金の安い格安eSIM」といったように、1台のスマホで2つの回線を賢く使い分けるデュアルSIM運用が手軽に実現できます。
eSIMは、その利便性と合理的な仕組みによって、審査に悩む人々にとって新たな選択肢となる可能性を秘めています。
携帯ブラックの状態でも契約できる可能性があり、かつ便利なeSIMに対応しているサービスが存在します。ご自身の使い方に合ったサービスを選びましょう。
以下の3つのポイントを必ずチェックしましょう。
月々のデータ使用量はどれくらいか、通話はよく利用するかなど、ご自身のスマホの使い方を把握することが大切です。
ほとんどWi-Fi環境でしか使わないのであれば小容量プラン、外出先で動画をよく見るなら大容量プランなど、最適なプランを選びましょう。
料金の安さだけで選んでしまうと、すぐにデータ容量を使い切ってしまい、通信速度制限に悩まされます。
SNSやWebサイトの閲覧が中心なら3GB〜5GB、動画視聴やオンラインゲームも楽しみたいなら20GB以上を目安に検討しましょう。
クレジットカードを持っていない、あるいは使えない場合は、「口座振替」や「コンビニ払い」に対応しているキャリアを選ぶ必要があります。
公式サイトのQ&Aなどで、対応している支払い方法を必ず確認してください。
楽天回線エリアにお住まいであれば、データ量を気にせず使えるためコストパフォーマンスが非常に高いです。
特徴
月額料金(税込)
支払い方法
家族や友人との連絡が主にLINEだという方には、データ消費を気にせず使える「LINEギガフリー」が大きなメリットになります。
特徴
月額料金(税込)
支払い方法
ドコモ回線の安定した通信品質に加え、短い通話が多い方には5分かけ放題が標準で付いてくるのが魅力です。
特徴
月額料金(税込)
支払い方法
これらのキャリアは、いずれも口座振替に対応しているため、クレジットカードがない方でも申し込むことが可能です。
多くのキャリアが過去の支払い履歴や信用情報(ブラックリスト)を重視するのに対し、だれでもモバイルはそれらの情報を審査の判断材料にしません。
TCA・TELESAの不払い者情報や信用情報機関(CIC)の情報を照会せず、申込者が反社会的勢力に属していないか、過去に自社サービスで著しい規約違反がなかったかといった、ごく基本的な点のみを確認します。
そのため、過去に料金の滞納や強制解約、金融トラブルなどを経験した方であっても、運転免許証やマイナンバーカードといった有効な本人確認書類が1点あれば、契約できる可能性が非常に高いです。
これは過去ではなく現在のあなたと契約を結ぶという、サービス理念の表れと言えるでしょう。
だれでもモバイルは、最初からコンビニ決済や銀行振込を主要な支払い方法として用意しています。
クレジットカードを持っていない方はもちろん、事情により銀行口座の開設が困難な方や、給料日に合わせて現金で支払いたいといった多様なニーズにも柔軟に対応できるでしょう。
申し込みから毎月の支払いまで、口座やクレジットカードを一切介さずに完結できる手軽さは、他のキャリアにはない大きな利便性です。
だれでもモバイルは非常に契約しやすいサービスですが、その一方で知っておくべき注意点も存在します。
1つ目は料金体系です。審査のハードルが低い分、月額料金は一般的な格安SIMと比較して割高に設定されています。
これは、未払いリスクをサービス全体でカバーするための価格設定です。
契約前に、ご自身の経済状況で支払いを継続できるかを必ずシミュレーションしましょう。
2つ目は支払い方式です。月額料金の支払いは「前払い」が基本となります。
契約時には、初月の料金に加えて翌月分の料金を前もって支払う必要があるなど、初期費用が想定より高くなる場合があります。
携帯電話の契約では、携帯電話不正利用防止法という法律に基づき、契約者の本人確認が厳格に義務付けられています。
一般的に、以下の顔写真付きの本人確認書類であれば、1点で手続きが可能です。
もし顔写真付きの書類がない場合は、健康保険証や日本国パスポート(2020年2月以降に発行されたものは不可の場合あり)などに加えて、住民票や公共料金の領収書といった補助書類が別途必要になることがあります。
どのような書類が使えるかはキャリアによって異なるため、申し込み前に必ず公式サイトで最新の指定書類を確認しておきましょう。
最近のオンライン契約では、eKYC(イーケイワイシー)という、スマホのカメラ機能を使った本人確認方法が主流です。
書類を郵送する必要がなく、スピーディーに手続きが完了する便利な仕組みです。
申し込み画面の指示に従い、スマートフォンのカメラで本人確認書類を撮影します。
画面の枠線に合わせて「表面」「裏面」「厚み」などを、鮮明に写るように撮影します。
次に、インカメラに切り替わり、ご自身の顔を撮影します。
正面からの静止画だけでなく、AIによる認証のため「ゆっくりと左右に首を振る」「まばたきをする」といったランダムな動作を求められることもあります。
撮影した「本人確認書類の写真」と「ご本人の顔写真」のデータがシステムによって自動で照合されます。
問題がなければ、本人確認は即座に完了となり、審査に進みます。
本人確認で審査に落ちる原因のほとんどは、些細な不備です。申請ボタンを押す前に、以下の3点を必ずセルフチェックしてください。
基本中の基本ですが、意外と見落としがちなポイントです。運転免許証の更新忘れなど、有効期限が一日でも過ぎていると、その書類は無効となります。
申し込みフォームに入力した氏名・住所・生年月日と、本人確認書類に記載されている情報が完全に一致している必要があります。
画像が不鮮明だと、システムが文字を読み取れずエラーになります。
以下の点に注意して、明るい場所で丁寧に撮影しましょう。
これらの準備と確認を怠らなければ、本人確認は決して難しい手続きではありません。
落ち着いて、丁寧に進めていきましょう。