湖尻純(こじり じゅん)
だれでもモバイル株式会社 代表取締役
「審査不要・保証人不要でも誰でもスマホを持てる社会」を目指し、通信業界に新しい選択肢を提供。いわゆる携帯ブラックと呼ばれる方々にも通信インフラを提供できるよう、レンタルスマホやMVNO事業の改革に取り組んできた第一人者。現在は、生活保護受給者や生活に困難を抱える方々に向けて、家具・賃貸・通信など生活基盤を支えるサービスをワンストップで展開。
留学や仕事の一時帰国で海外から日本に滞在する方や、携帯電話の機種変更の審査が通りづらい方に人気なスマホレンタルは、多くのサービスが展開されています。
審査不要で誰でも持てることや利用期間などに合わせて料金プランなどを選べるのが魅力ですが、どのように選べば良いのか分からない方に、メリット・デメリットやサービス選びのポイントを紹介します。
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スマホレンタルサービスとは、大手キャリアや格安SIMの通信会社とは異なる形でスマホを持てるサービスです。
各スマホレンタル会社がレンタル用に契約しているスマホやSIMカード(またはどちらかのみ)を、決められた期間のみ借りて使用します。年数や分割払いの縛りにとらわれず、気軽に新しい電話番号のスマホを契約できる手軽さが人気のサービスです。
スマホレンタルは以下のような理由でスマホを必要とする方におすすめです。
多くのスマホレンタルは、諸事情で契約審査が通らない方のために展開されているものが多く、機種代がかからないものが多いため、分割や契約面を心配せず利用できます。
また、スマホレンタルは防犯対策や副業上の理由で2台目として利用する方も多いサービスです。
近年、2枚SIMカードを挿して使えるデュアルSIM対応のスマホも増えていますが、SIMカードの切り替えが難しく感じる方も少なくありません。2台目としてレンタルをすると、番号の切り替えや緊急の連絡時でも快適に使うことができます。
先述でもお伝えしたように、スマホレンタルはさまざまなニーズや悩みを持つ方におすすめのサービスです。
ここからは、スマホレンタルサービスのメリットを紹介します。
まず、スマホレンタルサービスの大きなメリットは通信会社の契約がブラックで契約できない方でも利用できることです。
ソフトバンクやドコモ、auなどの大手通信キャリアや格安SIMの通信会社は契約時に各社の規定や基準に沿って行いますが、審査が通らないと契約ができません。
しかし、スマホレンタルはスマホを持てない方や諸事情で審査が通らない方、一定の期間ブラックの時期でも審査なしでスマホが持てます。
携帯電話の支払いは払い忘れなどを対策するために、払込用紙からクレジットカードで支払いを行うのが定番となっています。また、乗り換え時に払込用紙を受け付けていないキャリアもあります。
スマホレンタルはクレジットカードがなくても契約できることにくわえて、銀行振込や払込用紙での支払いに対応している会社もあるため、ライフスタイルや金銭状況に合わせて料金を支払えるのも魅力です。
スマホの解約金がかからない通信キャリアが増えてきましたが、短期間で乗り換えや解約と契約を繰り返すとブラックになってしまうこともあります。
しかし、仕事や短期の旅行などで一定の期間のみ新しいスマホが必要になることもあるでしょう。
スマホレンタルは契約手数料や解約金などの手間を気にせず好きな期間だけスマホを持つことができます。パートナーや家族に期間限定で持たせるためのスマホや、仕事や旅行での利用にもおすすめです。
スマホレンタルは通信キャリアでの契約に抵抗がある方にとって利点の多いサービスですが以下3点がデメリットに感じることもあります。
利用前にデメリットについてチェックしましょう。
スマホレンタルは大手キャリアや格安SIMより手軽に利用できますが、各レンタル会社が設定した料金で利用をするため、料金が高くなることがあります。
公式の契約とは異なるため、料金が異なることを踏まえてレンタル会社を探しましょう。
スマホを利用すると通信キャリアが用意または連携しているポイントがつきますが、スマホレンタルはポイントなどがつきません。ポイントや長期利用の特典がない分、手軽に使えることを理解して利用しましょう。
また、レンタルの頻度が増える方はポイントや特典などを用意しているレンタル会社を選ぶのもおすすめです。
スマホを機種変更やMNPで購入する場合、最新機種を選ぶこともできますが、スマホレンタルサービスは各社が用意する在庫から機種を選ぶため最新機種が選べないことがあります。
容量の大きいアプリなどを使用する場合は、借りる機種のOSや対応アプリを予め調べましょう。
「審査なしで携帯を持ちたい」と考えたとき、スマホレンタルの他に「プリペイド携帯」を検討する方も多いのではないでしょうか。
どちらもブラックリスト入りなどで携帯契約が難しい場合の受け皿となりますが、仕組みや使い勝手には大きな違いがあります。それぞれの特徴を理解して、目的に合った方を選びましょう。
最大の違いは支払い方法と料金の発生の仕方です。
事前にカードを購入したりコンビニで支払ったりして、チャージした金額分だけ通話や通信ができます。
使いすぎる心配がないのがメリットですが、通話料の単価が割高(例:6秒ごとに課金など)に設定されていることが多く、頻繁に電話をするとあっという間に残高がなくなるでしょう。
「1日◯◯円」「1ヶ月◯◯円」といった定額のレンタル料を支払います。
かけ放題プランを選べる業者が多いため、仕事やプライベートで電話をたくさんかける場合は、レンタルの方がトータルコストを抑えやすい傾向にあるでしょう。
取り扱っている端末は、旧式のガラケー(フィーチャーフォン)や、数世代前の古いスマホが中心です。電話とメールができれば十分という人には安上がりですが、最新アプリを使ったり動画を見たりするにはスペック不足な場合があります。
また、多くの場合、端末はレンタルではなく買い取りが必要です。
レンタル会社によっては、最新のiPhoneや高スペックなAndroidなど、豊富なラインナップから選べます。「LINEもYouTubeもサクサク快適に使いたい」「見た目が綺麗なスマホを持ちたい」という場合は、レンタルサービスに軍配が上がります。
有効期限内にチャージを行わないと、自動的に解約され電話番号が消滅してしまいます。「うっかりチャージを忘れて番号が変わってしまった」というトラブルが起きやすいため、長期的なメイン連絡先としては管理に注意が必要です。
レンタル契約期間中は、チャージ切れで突然番号が消えることはありません。ただし、あくまで「レンタル会社名義の番号を借りている」状態なので、将来的に自分の名義で契約し直す際に、今の電話番号を引き継げない(MNP転出ができない)ケースがほとんどです。
| 特徴 | プリペイド携帯 | スマホレンタル |
|---|---|---|
| 支払い | 前払い(チャージ式) | 後払い・先払い(期間定額) |
| 通話料 | 割高な場合が多い | かけ放題プランなどが選べる |
| 端末 | 古い機種・ガラケーが多い | 最新機種も選べる |
| 端末代 | 購入(買い取り)が基本 | レンタル料に含まれる |
| こんな人に | ・待ち受け専用で使いたい ・絶対に使いすぎたくない |
・自分から電話をかけることが多い ・アプリやネットも快適に使いたい |
ただ繋がればいいならプリペイド、普通のスマホと同じように使いたいならレンタル、という選び方が基本になります。
スマホレンタルサービスを選ぶ時は、利用目的や期間や機種をよく吟味して安心感のある会社のサービスを利用したいですよね。ここからは、自分に合うスマホレンタルサービスを選ぶコツを紹介します。
スマホレンタルはレンタル期間と好みのギガ数を選び、料金を払って利用します。
期間内にパケットを使い切ってしまうと利用できなくなったり追加料金を支払ったりする必要があるため、予めパケット使用量をイメージして選びましょう。1ヶ月利用する場合、以下がパケット使用量の目安になります。
| メール | ニュースサイト の閲覧 |
動画視聴 | 音楽 | |
|---|---|---|---|---|
| 1GB | 約2,090通(1日あたり約69.5通) | 約 3,490ページ (1日あたり約116.5ページ) |
約4.5時間 (1日あたり約9分) |
約250曲 |
| 3GB | 約6,270通(1日あたり約208.5通) | 約10,470ページ (1日あたり約349.5ページ) |
約13.5時間 (1日あたり約27分) |
約750曲 |
| 7GB | 約14,630通(1日あたり約486.5通) | 約24,430ページ (1日あたり約815.5ページ) |
約31.5時間 (1日あたり約63分) |
約1,750曲 |
引用:ワイモバイル
その他、急なビデオ通話や資料の閲覧、作成などを行うことを想定して1GB分余分に使用できるプランを選ぶと安心です。Wi-Fiなどを利用できる場合は、上手く活用してパケット使用量を抑えるようにしましょう。
スマホレンタルはSIMカードのみレンタルするものと、端末とSIMカードセットのものがあります。端末の用意がない方は、必ず端末セットのものを選びましょう。
また、スマホレンタルはSIMフリースマホを用意する必要が生じることもあります。SIMフリーの利用設定が不安な方は、端末がセットのスマホレンタルサービスを選ぶのがおすすめです。
スマホレンタルを急ぎで必要としている場合は、店舗受け取りをして即日から使用できるものを利用しましょう。多くのサービスは無店舗型が多いため、契約時は店舗有無を調べると安心です。
スマホレンタルは機種変更やMNPの契約よりも時間をかからず行なえるものが多いですが、実際に契約をする前にやるべきことを知っておくと、よりスムーズに利用できます。
多くのスマホレンタルは以下の手順に沿って行います。利用時の参考にしてください。
はじめに、自分のパケット使用量や期間、予算に合う料金を調べてレンタルサービスを決めましょう。
日数を決める場合は、返送準備や遅延リスクを加味して一日長い期間レンタルすると安心です。 長期での利用を検討する方は、月額料金でレンタルできるものを選ぶと良いでしょう。
スマホレンタルも機種変更やMNPと同様、本人確認書類やキャッシュカードを用意する必要があります。各サービスのサイトに記載のある書類(運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなど)を用意してください。
料金プランを決めて、本人確認書類を用意したレンタルの申込みを行います。Webサイトで申し込む場合は、サイト内に記載する情報を入力し、本人確認書類を写真で送って申し込んでください。
店舗来店の場合は、本人確認書類を用意して来店しましょう。電話やメールなどで来店予約の有無を問い合わせておくと安心です。
スマホレンタルサービスのサイトや店舗で申し込みを行い、指定の支払い方法で支払いを行った後、利用端末にSIMカードを挿入して設定を終えたらレンタルが完了します。
メインのスマホがある場合は、連絡先やアプリのデータをコピーして使用すると、より快適に利用できるでしょう。
レンタル期間を終えたら指定の方法でSIMカードやスマホ本体を返送してください。梱包材料を自分で用意する場合は、レンタル期間中に用意しましょう。
また、スマホ本体をレンタルした時は必ず工場出荷状態にして返却してください。
「借りたスマホをうっかり落としてしまった」「外出先で紛失してしまった」
こうしたトラブルは誰にでも起こり得ます。自分のスマホなら買い替えれば済みますが、レンタル品の場合はどうなるのでしょうか?
ここでは、もしもの時の対処法や、レンタル期間を延ばしたくなった時のルールについて解説します。
レンタル中にスマホを落として画面が割れたり、水没させてしまったりした場合、基本的には修理代金の実費、もしくは端末代金相当額が請求されます。その額は数万円〜10万円以上になることもあり、決して安くありません。
こうしたリスクに備えるため、多くのレンタル会社では、補償オプション(安心パックなど)を用意しています。
加入料は1日あたり数百円、月額500円〜1,000円程度が相場です。特に高価なiPhoneをレンタルする場合や、アウトドアで使う場合は、加入しておくと精神的な安心感が違います。
「気づいたらスマホがない!」という時は、焦らず以下の手順で対応しましょう。
まずはレンタル会社のサポートセンターへ連絡し、回線を一時停止してもらいます。第三者に不正利用されるのを防ぐため、最優先で行ってください。
最寄りの交番や警察署に行き、遺失物届を提出します。この時、「受理番号」が発行されます。この番号は、後で補償の手続きをする際に必要になることが多いので、必ず控えておきましょう。
レンタル会社に再度連絡し、発見されなかった場合の弁償手続きについて相談します。補償オプションに入っていれば、負担額が軽減される場合があるでしょう。
※レンタル品のため、GPS追跡サービス(「iPhoneを探す」など)の利用可否は会社によって設定が異なります。契約時に確認しておくとスムーズです。
「予定より長引いたので、あと1週間使いたい」という場合、多くのサービスでは返却期限の前日までに連絡すれば延長が可能です。
特に注意したいのが、無断での延滞です。高額な損害金を請求されるだけでなく、今後の利用を断られる可能性もあります。延長したいと思ったら、早めにマイページや電話から手続きを行いましょう。
多くのスマホレンタルは、各業者が所有するソフトバンクやドコモなどの大手通信会社の回線や格安SIMをレンタルしているため、快適に使うことができます。
しかし、格安SIMなどのMVNOは大手キャリアの回線の一部を利用しているため、山間地などで通信速度が遅くなることもあるでしょう。
不安な方はあらかじめレンタル業者が用意しているSIMカードの通信会社を問い合わせた後、公式サイトでエリア状況を調べておくのがおすすめです。
スマホレンタルは好きなアプリをインストールして使用できるため、契約したパケット通信料以内であれば、アプリの利用制限なく使えます。
しかし、LINEなどの電話番号と連携して使用するサービスは新たにアカウントを登録する必要があるため、注意してください。その他SNS内にあるメッセンジャー機能を使うと、既存のアカウントを引き継いで利用できます。
スマホレンタルは、本体のみのレンタルを用意している会社もありますが、SIMカードを挿入、またはWi-Fi環境がある場所でないと使用できる機能に制限がかかるため注意してください。
スマホは実店舗とネットどちらでもレンタルできますが、価格は大きく変わることなく利用できます。ネットの場合は送料が梱包料が発生することもあるため、レンタル料金以外に発生する費用も見て選びましょう。
「審査なしで手軽に持てる」という理由でスマホレンタルを選ぶ方は多いですが、利用期間によってはレンタルの方が圧倒的に割高になってしまうことがあります。
「とりあえず借りたけど、気づけば1年以上使っていて、新品が買える金額を払っていた……」
そんな事態を防ぐために、レンタルと購入の損益分岐点を知っておきましょう。
入院、出張、一時帰国、あるいは「次の給料日までのつなぎ」といった数週間〜1ヶ月程度の利用であれば、レンタルサービスが最も安くて便利です。
解約金の縛りがないプランも多く、必要な時だけサッと借りて、用が済んだらポストに返却する。この手軽さはレンタルの最大のメリットです。
しかし、もしあなたが「半年、あるいは1年以上、生活のメイン端末として使い続ける」予定なら、話は別です。
レンタル料は、端末代とサービス料が含まれているため、どうしても割高になります。
例えば、月額5,000円のレンタルスマホを1年間借り続けると、総額は60,000円です。これだけの金額があれば、中古市場でかなり高性能なスマホを一括購入できてしまいますし、格安SIMの維持費を含めてもお釣りが来る可能性があります。
なんとなくでレンタルを続けると、長期的には大きな損をするかもしれません。
金銭面以上に重要なのが、信用情報(利用実績)です。
携帯電話の契約審査に通らない状況(いわゆるブラックリスト)から脱却し、将来的に大手キャリアで再び契約できるようになるためには、携帯電話料金を毎月遅れずに支払ったという実績(クレヒス)を積み上げることが近道です。
今は審査が不安だからレンタルという選択も間違いではありませんが、半年〜1年先を見据えて「自分のスマホを持ち、信用を回復させる」というルートへの切り替えを検討することも、賢い選択と言えるでしょう。
だれでもモバイルであれば、スマホのレンタルをしなくても自分の回線を契約することができます!
だれでもモバイルは優秀な格安SIMキャリアだと言えるでしょう。もし気になった方は、ぜひ調べてみてください。