湖尻純(こじり じゅん)
だれでもモバイル株式会社 代表取締役
「審査不要・保証人不要でも誰でもスマホを持てる社会」を目指し、通信業界に新しい選択肢を提供。いわゆる携帯ブラックと呼ばれる方々にも通信インフラを提供できるよう、レンタルスマホやMVNO事業の改革に取り組んできた第一人者。現在は、生活保護受給者や生活に困難を抱える方々に向けて、家具・賃貸・通信など生活基盤を支えるサービスをワンストップで展開。
友人との付き合い、サークル活動、学びたいこと、やりたいこと。
そのすべてにお金がかかり、お金がないという一言で、多くのチャンスを諦めてしまっている方も多いのではないでしょうか。
学生生活は楽しいことばかりでなく、常にお金の悩みがつきまとうものです。
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金欠は多くの学生が抱える共通の悩みですが、その原因は一人ひとり異なります。
学生が金欠に陥る主な原因を「支出」「収入」の2つの側面から解き明かし、あなたがどのタイプに当てはまるのかを明らかにします。
学生生活には、高校時代までとは比べものにならないほど多くのお金が必要です。
学費・教材費
授業料は親が払ってくれていても、高額な専門書や参考文献、実習で必要な道具、ゼミの参加費など、想定外の学問的コストがかさむことがあります。
特に一人暮らしの学生にとって、毎月必ず引き落とされる家賃・光熱費・通信費は大きな負担です。これだけで収入の半分近くが消えてしまうケースも少なくありません。
入学当初は意気込んでいた自炊も、課題やアルバイトで忙しくなるとつい外食やコンビニ弁当に頼りがちになります。
1回500円~1,000円の出費も、積もり積もれば大きな金額になります。
サークルの飲み会や合宿、友人とのランチ、恋人とのデートなど、人間関係を円滑にするための出費は避けられません。
「断るとノリが悪いと思われるかも…」というプレッシャーから、無理に参加して出費がかさむことも学生ならではの悩みです。
好きなアーティストのライブ(推し活)、友人との旅行、ファッション、コスメ、そして資格取得やスキルアップのための自己投資。
学生生活を充実させるための出費は、計画性がないとあっという間に金欠の原因になります。
友人の結婚式に呼ばれた、スマートフォンの画面が割れた、急遽実家に帰省しなければならなくなったなど、予測不能な出費は突然やってきます。
こうした緊急事態への備えがないと、一気に生活が苦しくなります。
「後輩には奢ってあげたい」「友人と同じようなブランドの服が欲しい」といった見栄や、SNSでの「リア充」アピールのためにお金を使ってしまうなど、心理的な要因も無視できません。
支出だけでなく、収入のあり方にも金欠の原因はあります。
アルバイトの収入は、テスト期間や体調不良でシフトを減らすと、翌月の収入が大きく落ち込むことがあります。
収入が毎月一定でないため、支出の計画が立てにくいのが実情です。
親の扶養に入っている場合、「103万円の壁」を意識して、あえて働く時間をセーブする学生もいます。
もっと稼げる能力があるのに、制度への理解が曖昧なまま収入を制限してしまい、結果的に金欠を招いている可能性があるでしょう。
これが最も根深い原因かもしれません。給料日にまとまったお金が入ると気が大きくなり、計画なく使ってしまう。
そして月末に後悔する。この繰り返しでは、いくら稼いでもお金は貯まりません。「稼ぐ力」と「お金を管理する力」は全く別のスキルなのです。
支出に焦点を当て、すぐに実践できる節約のテクニックを解説します。
「これならできそう」と思ったものから一つずつ試して、お金が貯まる生活習慣を身につけていきましょう。
まず「自分が何にいくら使っているか」を正確に把握する必要があります。そこでおすすめなのが、スマートフォンで簡単にお金を管理できる家計簿アプリです。
クレジットカードや銀行口座と連携すれば自動で利用履歴が記録されたり、レシートを撮影するだけで支出が入力できたりと、面倒な作業は一切不要です。
アプリを使い始めたら、支出を「固定費(家賃やスマホ代など、毎月ほぼ同額出ていくお金)」と「変動費(食費や交際費など、月によって変動するお金)」に分けて意識してみましょう。
節約の基本は、まず効果の大きい固定費から見直すことです。
固定費は一度見直せば、その効果が毎月ずっと続くため、最も効率的な節約術と言えます。
変動費の中で最も節約効果を実感しやすいのが食費です。
節約は大切ですが、友人関係を壊してしまっては意味がありません。お金をかけずに楽しむ工夫をしましょう。
日々の支払い方法を工夫するだけでも節約に繋がります。
次は、収入を増やしていきましょう。
収入が増えれば、生活に余裕が生まれるだけでなく、貯金や自己投資に回せるお金も作れます。
アルバイトを、時給だけで選んでいませんか?目的に合わせて選ぶことで、お金以上の価値を得ることができます。
時間を切り売りするなら、効率は重要です。
塾講師や家庭教師は学力を活かせる高時給バイトの代表格。コールセンターも高時給で、マニュアルが整備されているため未経験者でも始めやすいのが特徴です。
また、短期間でまとまったお金が必要な場合は、新薬や健康食品の効果を検証する治験も選択肢ですが、時間的拘束や健康面を十分に理解した上で参加しましょう。
学業やサークルで忙しい学生には、イベントスタッフやデリバリー配達員、試験監督、採点バイトといった短期・単発の仕事がおすすめです。
アプリで手軽に仕事を探せるサービスも増えており、自分の都合の良い日だけ働くことができます。
目先の時給は高くなくても、将来に繋がる経験を積みたいなら長期インターンシップが最適です。
企画、マーケティング、営業、エンジニアなど、興味のある業界で社会人経験を積むことで、就職活動で大きなアドバンテージになります。
夏休みや春休みなどの長期休暇を利用して、観光地のホテルやスキー場で働くリゾートバイトや、寮付きの工場バイトも人気です。
家賃や食費がかからないため、短期間で集中的に貯金したい人に向いています。
時間や場所に縛られずに稼ぎたいなら、在宅ワークやスキルシェアに挑戦してみましょう。
「クラウドワークス」や「ランサーズ」などのクラウドソーシングサイトには、記事作成(ライティング)やデータ入力、文字起こしなど、パソコン一台あれば始められる仕事が豊富にあります。
また、アンケートモニターはスマホで手軽にできるお小遣い稼ぎとして人気です。
「ココナラ」などのスキルシェアサービスを使えば、あなたの得意なことが商品になります。
イラストやデザインの制作、動画編集、プログラミング、レポート作成の相談、語学レッスンなど、趣味や学業で培ったスキルを活かして収入を得ることができるでしょう。
今すぐお金が必要な時に最も即金性が高いのが、不用品の売却です。
写真は自然光の入る明るい場所で撮る、商品の状態(傷や汚れも正直に)を詳しく書く、丁寧な言葉遣いを心がける、そして多くの人がスマホを見る夜20時~22時に出品するなど、少しの工夫で売れ行きは大きく変わります。
着なくなった服や雑貨は「メルカリ」や「PayPayフリマ」、使い終わった教科書や専門書は「大学教科書の専門買取サイト」、ゲーム機やソフトはゲーム専門の買取サービスなど、売る物によって最適なプラットフォームを選ぶと、より高値で売れる可能性があります。
SNS、特にX(旧Twitter)やInstagramのDMで「高額バイト」「即日即金」「スマホだけで簡単作業」といった甘い言葉で勧誘してくる仕事には絶対に手を出さないでください。
その正体は、特殊詐欺の「受け子(現金を受け取る役)」や「出し子(ATMからお金を引き出す役)」、あるいは犯罪に利用される「銀行口座の売買」など、あなたを犯罪の使い捨ての駒にするためのワナです。
知らなかったでは済まされません。一度でも関われば、逮捕されて学校を退学になるだけでなく、一生消えない前科がつきます。うまい話には必ず裏があることを絶対に忘れないでください。
節約や収入アップを試みても、冠婚葬祭や急な事故・病気など、どうしてもお金が足りない場面は訪れるかもしれません。そんな時のための最終手段が、お金を借りるという選択肢です。
安易に借入を申し込む前に、以下の3つを自分自身に問いかけてみましょう。
そのお金は、家賃や学費など、支払わなければ生活が破綻するものですか?それとも、飲み会や旅行、買い物といった一時的な欲求を満たすためのものでしょうか?冷静に必要性を見極めることが大切です。
「いつまでに」「毎月いくら」「どうやって返すのか」を説明できますか?利息を含めた総返済額がいくらになるか把握していますか?
返済のシミュレーションができない借金は、非常に危険です。
節約や収入アップを、もう一度試すことはできませんか?借りることは、全ての手段を尽くした後の最後の選択肢です。
消費者金融やローンに申し込む前に、必ずリスクの低い方法から検討してください。
最も身近で、金利の心配もないのが家族に相談することです。プライドが邪魔するかもしれませんが、正直に事情を話し、具体的な返済計画を伝えれば、きっと力になってくれるはずです。
信頼関係を維持するためにも、簡単なものでよいので「借用書」を作成し、返済の意思を明確に示しましょう。
学生課や学生支援課は、お金に困る大学生のための重要な相談窓口です。
返済不要の「給付型奨学金」や、日本学生支援機構などが提供する低金利の「貸与型奨学金」、緊急時の貸付制度など、学生だからこそ利用できるセーフティネットがあります。
民間の金融機関を利用する場合、主に学生ローンと大手カードローンの2つが選択肢になります。
| 学生ローン | 大手カードローン | |
|---|---|---|
| 主な対象 | 学生 | 安定収入のある個人 |
| 金利 | やや高めの場合が多い | 上限金利はほぼ同じ水準 |
| 限度額 | 低め(50万円程度まで) | 比較的高め |
| 特徴 | 学生の事情に配慮した審査 | 初回利用時の無利息期間サービスあり |
ローンを使うメリットとして、急な出費に即日対応できる、使い道が原則自由、親やアルバイト先に知られずに利用できる可能性があるといった利便性が挙げられます。
一方デメリットとしては、必ず金利(手数料)がかかること、借りている感覚が麻痺して借り癖がつくリスク、そして万が一返済を延滞すると信用情報に記録され、将来のクレジットカード作成や住宅・自動車ローンの審査に悪影響を及ぼす可能性があることが挙げられます。
もしカードローンを利用すると決めたなら、必ず安全な業者を選びましょう。
絶対に守るべきルールは、国(金融庁)に登録された正規の貸金業者を選ぶことです。
プロミス、アコム、アイフルといった大手消費者金融や、銀行系のカードローンが無難な選択肢です。金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」で必ず確認しましょう。
「金利(上限金利をチェック)」「無利息期間サービスの有無」「学生でも申込可能か」を比較検討しましょう。
申込から審査、借入まではWebで完結することがほとんどです。
アルバイト先への在籍確認は、原則として電話連絡なし、あっても業者名を伏せて個人名でかけてくれるなど、プライバシーへの配慮がされています。また、本人の同意なく親へ連絡がいくことは基本的にありません。
絶対に手を出してはいけない危険な借金について解説します。
金欠の経験は、ネガティブな記憶として残りやすいものです。しかし、視点を変えれば、これほど実践的な学びの機会はありません。
「給料が余ったら貯金しよう」では、お金は決して貯まりません。
発想を逆転させ、収入があったら真っ先に貯金額を別の口座に移し、残ったお金で生活する習慣をつけましょう。
収入の1割など、無理のない金額からで構いません。これが貯金体質の基本です。
一つの口座で生活費も貯金も管理する、どんぶり勘定をやめましょう。
最低でも、①日常の生活費に使う口座と、②貯金のためだけに入れておくだけの口座の2つを用意します。
さらに、③旅行や資格取得のための自己投資口座など、目的別に分けると目標が明確になり、モチベーションが維持しやすくなります。
家計簿アプリを活用し、「今月の食費は2万円」「交際費は1万円」といった形で、費目ごとに1ヶ月の予算を立ててみましょう。この練習が、将来の家計管理能力の土台となります。
テクニック以上に大切なのが、お金に対する考え方です。
SNSで見る友人たちの華やかな生活。それと自分を比較し、見栄のためにお金を使っていませんか?誰かの「いいね!」のためではなく、あなた自身の心が本当に満たされることにお金を使う意識を持ちましょう。
あなたは何にお金を使うと幸せを感じますか?「飲み会は減らして、その分で本や映画にお金を使いたい」「服は安くてもいいから、年に一度の旅行にはお金をかけたい」など、自分なりの優先順位を明確にしましょう。
お金の使い方にメリハリをつけることで、満足度は格段に上がります。
最後に、社会に出る前に知っておきたいお金の知識を紹介します。
貸与型奨学金を利用している人は、卒業後から長い返済が始まります。日本学生支援機構のサイトには返済シミュレーターがあります。
今のうちから、毎月の返済額や総額を把握し、心の準備をしておきましょう。
将来の資産形成のために、国が用意してくれたお得な制度があります。
今すぐ始める必要はありませんが、「社会人になったら、こういう制度を活用するんだ」と知っておくだけで、大きなアドバンテージになります。