カードローンの蓄積やギャンブルや事業の失敗により借金が膨らむと返済が難しくなります。
借金があっても日常生活に支障をきたしていない場合は、借入額や利息をそのままにしてしまったり、返さずにいたりすると、大きな手間がかかることにくわえて生活に支障をきたしてしまいます。
今回は借金を返せなくなった方が迎える末路や生活への影響にくわえて、借金関連のトラブルが起きる前に行うと役立つ情報をお伝えします。
借金を返せなくなると起きること
クレジットカードや生活費の滞納、ローンの蓄積など借金を返せなくなると、さまざまな問題が起こります。まずは、借金の返済をせずにいると起きることをチェックしましょう。
1.カード会社や借入先から督促状がくる
はじめに、借金の返済が滞るとカード会社や借入先から書面や電話で督促状や支払いの催促が来ることが多くあります。ここで督促状に応じて借金を返済せずにいる期間が続くと、次のステップへ進むことになります。
2.内容証明や督促状が届いて一括請求をされる
長期間借金を返済せずにいると、自宅に内容証明や督促状が届くことがあります。内容証明は法的効力はなく、請求したことを証明するために送ることを目的としていますが、督促状は法的効力があります。督促状が届いた場合はすぐに対応を行うようにしてください。
この段階で借金を返済ができない場合、さらなるリスクが高まります。
3.裁判を起こされる
内容証明や督促状が届いても返済の対応を行わなかった場合、借入先に「貸金請求訴訟」という裁判を起こされることがあります。
裁判を起こされると、後という弁論呼出状や訴状などが届き、裁判を進めることに。裁判で敗訴したり、支払い命令が出てしまったりした場合は、差し押さえや返済を進めることになります。
4.ブラックリスト入りや自己破産を行うことに
裁判に敗訴しても借金を返済できない場合は債務整理や自己破産を行うことになります。
自己破産などを行ってローンを組む時に事業者が調査を行う信用調査機関にブラックリストに登録されると、金融機関との取引が困難になるリスクが生じるのです。自己破産は、借金を帳消しにするものの、信用情報に長期間残るデメリットがあることを忘れずに判断してください。
このように、借金の返済ができなくなると早めに専門家に相談して返済計画を立てることが大切です。
借金を返せなくなると起きる生活の影響
借金を負担なく返済するためには、返せなくなる金額に膨らむ前に、返せなくなると起きることを知りながら対策を練ることが大切です。まずは、借金が返済できなくなると起きることを確認しましょう。
差し押さえされる
まず、借金を返せなくなると、債権者からの取り立てや裁判所の命令によって私物の差し押さえが行われることがあります。
差し押さえにあうと生命保険や不動産はもちろんのこと、現金や車、給与や自宅にある家電製品自動車などを没収されてしまうのです。
ブラックリストに入り携帯や賃貸の契約ができなくなる
借金を返せない状況が続くと、借金の履歴を事故情報として残った後、信用情報機関にブラックリストに登録されることがあります。ブラックリストに登録されると、携帯電話の契約や賃貸物件の契約できなくなることも。
また、クレジットカードの利用停止やローンの審査に落ちるリスクも高まります。ブラックリストに登録されると5年間は生活に支障をきたすため、賃貸の世帯主や家族がいる方は借金が膨らまないように気をつけることが大切です。
家族の借金を払うことになる可能性は？
借金が返せなくなった場合、家族にも影響が出ることがあります。連帯保証人になっている家族は、あなたの借金を返済する責任が生じることがあります。そのため、家族間の関係が悪化することも考えられます。
遅延損害金が発生する
金の返済が遅れると、遅延損害金という返済遅延期間に応じて発生する罰金が発生します。遅延損害金が発生すると、借金の総額がさらに増えるため、返済が難しくなるため、早めに借金を返済することが大切です。
借金が返せなくなる前にやるべきこと
借金が返済できなくなると、先述でも解説したようにブラックリストの登録や差し押さえなどが起きて、今後の生活に制限が生ずることがあります。
ここからは、返済が困難になる前にやるべきことをお伝えします。以下の内容を参考に対策を検討してみましょう。
任意整理or債務整理
任意整理や債務整理はを行うとクレジットカードの返済利息を減らし、借入金額の整理を行うことができます。借金の返済額だけではなく期間を短縮も行えるため、返済がしやすくなることもあるのです。
任意整理や債務整理は以下のコラムでも紹介しています。ぜひ参考にしてください。
弁護士などの専門家に相談をする
借金の返済が困難になる前に、司法書士や弁護士などの専門家に相談することが大切です。専門家に相談すると適切なアドバイスやサポートを受けることができます。
司法書士や弁護士に相談すると、債務整理の方法のアドバイスを受けながら財産や借金の整理を行えることはもちろんのこと、取り立てに悩んでいる方の対応をしてくれる事務所もあるのです。財産整理は専門知識がないと難しい作業のため、専門家に頼るのがおすすめです。
違法な取り立てが起きた時は警察に相談を
借金の取り立て業者の中には、法律で決まった金利を超過する金利で貸付を行う違法業者や悪徳業者もいます。
違法な取り立てにあった場合は必ず警察に相談を行ってください。違法な取り立ては法律で禁じられているため、警察の介入によって取り立てを止められることがあります。
光熱費や携帯の支払い方法を変更して返済額を減らす
借金を返済するためには、現在の支出を見直すことも大切です。
携帯電話料金や光熱費やの支払い方法を見直して、月々の支出を抑えることで、借金の返済額や返済の負担を減らすことができます。例えば、電力会社を変更したり、携帯電話のプランを変更することで、支出を抑えることが可能です。
また携帯がブラックで登録できなくなった方は、司法書士や弁護士、家族との連絡用にスマホレンタルを検討するのもおすすめです。だれでもモバイルではデータ専用のプランから国内通話かけ放題のプランまで、使い方に合わせたプランを選べます。
借金が返せなくなったらライフラインは強制解約前に対応の検討を
今回は借金が溜まって返せなくなり困っている方にとって役立つ、返済不可能時に起きることや返済できなくなった時の生活の影響にくわえて、借金が返せなくなったときの対処法などをお伝えしました。
借金が返せなくなると金銭面や生活面が今より圧迫されて、自己破産を行うまで悪循環に陥りやすくなります。返済できるものは少額から返済する努力をしつつ、事前に知識を備えて万が一に備えてください。
