ブラックリストに載っていても車のローンに通る?購入する方法と対策

ブラックでも自動車ローンが通るか解説

車を購入するときに、一括で全て払う人は稀です、初期費用をいかに軽減して購入できるかが車を買うときのポイントの一つだと思います。

ただ、分割で購入するとしてもローンの審査が必ずあります。審査に通ることもあれば通らない可能性もあります。特にブラックリストに乗ってしまっているとローンの審査が厳しくなり、審査NGになる可能性が非常に高いです。 こちらの記事では、ブラックリストになった人でもどういった場合であれば審査に通るケースがあるのかを解説します。

ブラックリストでも車のカーローンに通る人がいるのか?

車のような高額な商品を購入する場合は、カーローンを使う人が多くいます。ただ、ブラックリストに乗っている場合は審査に影響がでてしまい、審査が通らない可能性もあります。こちらではブラックリストがどのようなものかに付いて解説します。

ブラックリストについて

ブラックリストとは個人の信用情報を記録する者になります。そのため、過去に他社、銀行等でお金を借りていて未払いをおこしてしまった人が記録されて共有されているものになります。 ブラックリストは信用情報の中でも延滞、未払い、契約違反といったマイナス面を記録するものになります。一度、ブラックリストに載ってしまうと借入制限が生じてしまいます。

ブラックリストに載る基準について

ブラックリストに載る基準は主に、過去に金融事故がある場合となっています。金融事故の種類としては5種類は下記記載のように5種類あります。

長期間延滞

当初の期日より2~3か月返済が遅れる

債務整理

返済の負担を減らすために、借金を整理する

代位弁済

保証会社が利用者の代わりに返済を行う

強制解約

長期延滞や契約違反によって強制的に契約を打ち切る

自己破産

返済不能な状態を経て、裁判所に破産を申し立てる

ブラックリストに載っると起きる問題

ブラックリストに載ってしまうと、クレジットカードが止められたり、ローンを組めなくなったりする事態に発展してしまいます。また、法的な対処がされて貯金残高の差し押さえをされてしまったり、給料の差し押さえをされてしまったり等もする場合があります。 仕事や家庭に影響が出ることが多く、特に給料の差し押さえをされてしまうと仕事で周りにバレてしまうので出来る限りは避けたいものになります。 また、1度ブラックリストに載ってしまいお金を完済してからも10年ほどは信用情報に傷がついた状態でブラックリストから削除されません。

ブラックリストでも車のカーローンに通るケースとは?

カーローンの審査ではブラックリストが影響する場合と、しない場合のケースが存在します。今回は、ブラックリストが審査に影響するケースと影響しないケースについての事例を解説します。

審査が厳しいケース

カーローンの審査通過が厳しいケースは銀行やJAなどの金融機関によって提供されているカーローンは通常より厳しいローン審査となっています。 金融機関のカーローンは審査が厳しく、ブラックリストに載っていなくても落ちてしまうことがたたあります。特に、収入や勤続年数を見られてしまいがちで、転職したばかりの人等は審査に通らないケースが多々あります。 ただし、一般的に金利が低いため、借りる側にとって有利な金融機関のカーローンですが、ブラックリストに乗っている場合は、審査通過がほぼ不可能と言ってもいいでしょう。

審査に通る可能性があるケース

審査に通る可能性があるカーローンはディーラーが提供しているローンになります。ディーラーローンはディーラーが提携している信販会社と契約する形のローンとなっており、中には車を担保にローンを通すことが出来るものもあります。 ディーラーローンのように、車を担保として借入が可能になる場合もあるため比較的に審査が通りやすい物となっています。

ブラックリストに掲載されてるかがわからない場合はどうする?

実際にブラックリストに掲載されてカーローンの審査が通るかどうかわからない場合は、仮審査と信用情報の開示請求の2種類の方法で、ブラックリストにのっているか確認することができます。

カーローンの仮審査に出してみる

ブラックリストに載っているかわからない場合は、仮審査を行ってみましょう。ディーラーや銀行で仮審査を行っても費用等は一切発生せず、審査が通ったとしても必ず契約しないといけないかと言うわけではなく、実際に使わなくても問題ありません。 また金融機関系の仮審査に落ちてしまっていても、カーディーラーでディーラーローンの仮審査をしたら通ったというケースも存在します。仮審査をした結果を元に購入検討もできるので一度試してみましょう。

信用情報の開示請求をする方法

ブラックリストに入っているかどうかわからない、自分の信用情報がわからない人は、自分の信用情報を信用情報機関に開示請求することができます。 3つの信用機関が存在しており、日本信用情報機関(JICC)、株式会社シー・アイ・シー(CIC)、全国銀行協会(KSC)へ問い合わせることができます。 信用情報の開示をする場合費用が一定程度かかってしまいますが、確実に実際に信用情報に傷がついているか確認することができるためおすすめの方法の一つです。 インターネットで申し込みする方法と、郵送の方法の2種類があります。申込方法、必要書類、手数料に各場所で違いがあるので注意しましょう。

信用情報機関名

必要書類

費用

日本信用情報機関(JICC)

本人確認書類

1,000円

株式会社シー・アイ・シー(CIC)

本人確認書類

1,000円

信用情報機関名

必要書類

費用

日本信用情報機関(JICC)

申込書、本人確認書類

1,000円

株式会社シー・アイ・シー(CIC)

申込書、本人確認書類

(2点、内1つは住所が記載されているもの)

1,000円

全国銀行協会(KSC)

申込書、本人確認書類

(2点、内1つは住所が記載されているもの)

1,000円

ブラックリストでも車を購入する方法とは?

ブラックリストに乗っている場合はカーローンの審査に影響がでて購入できないケースがあります。ただ、車を絶対に購入できなくなるかというとそうではないため解決策を考えていきましょう。

カーローン審査に通りやすいように環境を変える

カーローンの審査ではやはり、勤続年数、収入、資産状況等を調べられてしまいます。そのためカーローンを通すためにはこちらの内容をより良くすることが前提となります。 勤続年数が1年以上になった段階で審査をだせば審査に通る可能性が高くなりますので、勤続年数の状況に応じて審査を通しましょう。

信用情報の記録が消えるのを待つ

信用情報に傷がついてしまった場合は、完済または自己破産してから10年ほどですべての情報が消えます。そのため今はカーローンを使えなくても将来的に使えるようにするために、未払いの借金等を払いきって自分の信用情報をキレイにすることをおすすめします。 また、借入金額が多額で返せない場合は、自己破産を行い借金を帳消しすることも可能です。

現金で一括購入する

ブラックリストに乗っていても、現金で一括購入であれば購入することが可能です。ブラックリストだからといって車を購入できなくなることはありません。 ただし、金銭的に大きな負担が一気に来てしまうのが現金一括のデメリットでもあります。そのため安い中古車等を購入することで負担を軽減するのも手の一つ

自社カーローン

カーローンの中には、自社ローンといってディーラーが自分たちでお金をかすローンの方法もあります。 これは信用情報等のチェックをしないで、ディーラーが車を先にお客さんに渡し、お金の回収もディーラーが行うといった購入方法になります。 自社ローンを使う場合は通常よりも金利が高くなってしまうこと、GPSがつけられてしまっていること等があるものになります。

ブラックリスト未掲載なら低金利ローンがおすすめ

金融機関ローンは低金利

金融機関のカーローンは金利が低くおすすめです。ディーラーローンや一般的なローン会社と比べて低金利で購入することができます。 しかし、低金利なため審査が厳しく審査落ちになってしまうケースが多々あります。ブラックリスト未掲載は前提として、さらに、勤続年数や年収によって審査に左右されてしまいます。

借り入れが簡単なのはディーラーローン

車を購入する際のローンの中に、金融機関のローン以外でもディーラーローン、フリーローン、自社ローンといったローンがあります。中でもフリーローンだと使い道に制限がないローンとなっており、自由にお金を利用することが出来るローンもあります。 これらのローンは金融機関ローンと違い審査は厳しくないですが金利が高くなってしまう傾向にあります。

カーローンに通りやすい中古車がおすすめ

新車は車両価格が高額で車のローンは必然的に厳しく設定されてしまっています。中古車の場合は金額、車種、年式など様々あり、自分にあった金額を見つけやすく審査にも通しやすくなります。

中古車のメリットは価格帯がの幅が広い

中古車の1番のメリットとして、同じ車種でも価格帯が広い点があります。新車の場合はすべて一定金額から下がりません。 中古車の場合は、予算のベースに合わせて車種や年式を変えることもでき、自分に必要ないオプション等がないものも選択することができるため、カーローンをするのにおすすめです。

よくある質問

ブラックリストに載ってから何年ぐらいでローンを組めますか?

ブラックリストにのってから何年ではなく、ブラックリスト状態を解消してから最低5年が基本になります。他社のローン、携帯代金の未払いといった未払いがない状態になってから5年がたたないとローンの審査に通らないケースがほとんどです。

ブラックリストだとカーローンは組めないですか?

ブラックリストに載っている場合はディーラーローンであってもほとんどの可能性で審査に落ちてしまいます。ディーラーローンと言っても必ず信用機関チェックがはいってしまい、ここでブラックリスト共有をされているため審査NGになるケースがほとんどです。ただし信用機関チェックをしないカーディーラーがやっている自社ローンの場合は審査に通るケースが多々あります。

ブラックリストでもカーローンが組めるケースは?

ブラックリストユーザーでもカーローンが組めるケースは車を担保としたローンであれば通る可能性もあります。ただし、車を担保としても落ちてしまう可能性が非常に高いです

車のローンが400万の場合は年収いくら必要ですか?

400万円の自動車ローンを利用する場合は、年収800万円程度が必要になります。上場企業に勤務している場合、公務員として働いている場合は審査が緩くなるケースもあります。

車のローンに落ちた場合はキャンセルができますか?

一般的にカーローンの審査に落ちてしまっても無料でキャンセルできます。マイカーローンの本審査が完了し審査に通った段階で契約が交わされるものが一般的です。そのため審査に落ちてしまった場合は、自動的にキャンセルされます。

マイカーローンの審査が通りやすい金額はいくらですか?

マイカーローンの新が通りやすい金額は年収の30%ほどと言われています。仮に年収400万円の人は120万円ほどであれば審査に取る可能性が高いです。また、残価設定を行えば、300万円車でも半額を残価設定してしまえば150万になり審査は比較的通りやすいです。

カーローンの仮審査はどこまで調べられるのか?

基本的には年収のチェックがメインになりますが、他にもローンがないかもチェックポイントになります。また経済状況に見合った借入希望金額になっているかも確認されます。

仮審査が通れば本審査は落ちないのか?

基本的には仮審査が通れば本審査で落ちる可能性は非常に低いです。ただし、仮審査が通ったからといって100%審査に通るかというとそうではありませんので注意しましょう。

車のローンの仮審査は信用情報に影響するのか?

仮審査の記録は信用機関には記録されないため残りません。複数のローンに仮審査しても他のローンに影響することがないので心配の必要は有りません。

カーローンの支払いが遅れた場合はどうなる?

カーローンの支払いが遅れた場合は、遅延損害金が発生してしまいます。また信用情報にも傷がついてしまうため、次回の借り入れが厳しくなる可能性が高いです。