携帯代が払えないとどうなる?利用停止・強制解約のことや対処方法を紹介

近年、携帯代は格安SIMなども多くなり比較的安くなっていますが、故人の携帯を解約し忘れて滞納してしまったり、生活の都合で払えなくなったりしてしまう方も少なくありません。

1〜2ヶ月程度の滞納であれば払える金額ではありますが、滞納金が高額になると対処方法や今後の影響が心配になりますよね。

今回は携帯代が払えなくなるとどうなるか、また携帯代が払えなくなった後の金銭的対処法や新たに契約する方法などを紹介します。

携帯代が払えなくなる前に知っておきたいこと

携帯代が支払えなくなると、すぐに利用停止や強制解約になるわけではありません。そのため、支払い期日が過ぎても問題ないと考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、支払い期日が過ぎると以下 3点のようなことが起こります。トラブルが起きる前にチェックしておきましょう。

利用停止の時期はどのキャリアも一緒?

携帯電話は支払いを滞納・遅延すると携帯会社が提供している電波を利用できなくなります。利用停止になる時期は通信キャリアによって異なりますが、およそ30日間支払いが滞ると停止に。

ソフトバンクは支払い期日から4ヶ月入金ができなかった場合、ドコモは20〜30日、auは支払期日の翌日以降、順次利用停止になります。

分割払いの審査に影響することも

携帯電話が利用停止になったり支払いを滞納・遅延をしてしまうと、各社が提携している信用情報機関に事故情報として履歴が登録されます。事故情報として登録されるとローンの支払い能力が判断されて、機種購入時に行う分割の審査が通りにくくなるのです。

また、携帯代だけではなくクレジットカードの支払いも滞納すると分割審査に影響します。携帯代の滞納・遅延の経験がなくても審査が通らない場合はカード払いなどの支払い状況を確認しましょう。

民事訴訟が起きるころはある?

携帯代が払えなくなった時に財産の差し押さえや訴訟が起きてしまわないか不安になりますよね。携帯代が払えないまま放置、且つキャリアが連絡をとれないと判断した場合、民事訴訟が起きることがあります。

督促状が届いたら 2週間以内に異議の申し立てを行わないと差し押さえになることがあるため、必ず対処してください。

携帯代が払えなくなるとどうなるか

携帯代が払えなくなると以下のようなことが起こります。

・滞納料金分の請求書が届く
・滞納料金を払わないと回線が利用停止に。督促状がくることも
・強制解約になる
・信用調査機関のブラックリストに入る

まず、料金を数日間滞納すると滞納分の請求書が名義人の住所に届きます。その後、数週間程度料金を滞納すると利用停止に。その後、督促状がきたら2週間以内に異議申し立てなどの対応を行いましょう。

その後、支払いを滞納し続けると携帯は強制解約になり信用調査機関のブラックリストとして登録されてしまい、今後の契約に支障をきたします。

携帯代以外の生活費や光熱費、家賃などを滞納している場合は差し押さえになることも。今後の生活に影響するため支払い遅延が起きないようにすることが大切です。

携帯代が払えなくなった時の対処方法

携帯代を支払えなくなった時は、さまざまな方法で支払いの相談や対処をする必要があります。生活の都合で携帯代が払えなくなった時は、以下4点の内容を参考に対処しましょう。

通信キャリアに支払い期日を相談する

まずは、通信キャリアに支払い期日を相談することをおすすめします。支払いが滞る前に連絡することで、支払い期日を延ばしてもらったり、分割払いに変更してもらったりすることができることも。

大手3キャリアの窓口は以下になります。各キャリアが設けているサポートセンターや問い合わせフォームに相談しましょう。

▼ソフトバンク
お客様サポートダイヤル:0120-980-959(フリーダイヤル)
ソフトバンク公式ウェブサイト:お問い合わせフォーム
マイソフトバンクアプリ内:お問い合わせ機能

▼NTTドコモ
お客様センター:0120-800-000(フリーダイヤル)または050-3786-7100(一部地域は050-3786-7101)
ドコモ公式ウェブサイト:お問い合わせフォーム

▼au
お客さまセンター」0120-980-611(フリーダイヤル)または0077-7-111(通話料有料)
マイauアプリ内:お問い合わせ機能
au公式ウェブサイト:お問い合わせフォーム

支払い方法を変更する

携帯代をクレジットカード払いにしていて支払いが引き落としされていない場合は、カードの利用上限金額に達していることが考えられます。クレジットカードの支払いをそのままにしていると、月々の料金分の現金が手持ちにあっても携帯が止まってしまうことも。

そのため、携帯代の支払いが反映されなかった時は、支払い方法を口座引き落としや払込用紙での支払いなどに変更することを検討しましょう。

債務整理や任意整理を行う必要はある?

携帯代の支払いが滞っている、且つ生活費やローンの支払いが困難な場合は債務整理や任意整理を行う必要が場合もあります。

ローンや借金が増えてしまっている場合は、債務整理や任意整理も相談してください。しかし、支払い滞納が携帯代のみの場合は、債務整理や任意整理を行う必要はないことが多くあります。不安な方は携帯代とともにその他ローンの支払状況などを見直すのがおすすめです。

債務整理や任意整理の詳細は以下の記事にも記載しています。

任意整理後はブラックリスト入りする?期間やできなくなることなどを紹介

債務整理と任意整理の違い・種類は?財産整理後の疑問点も紹介

スマホレンタルに切り替えるのもおすすめ

携帯代が支払えない場合や、ブラックリストに入ってしまった時は、一時的にスマホレンタルに切り替えるのも対処のひとつです。

スマホレンタルは各社にレンタル料金を支払うちとスマホの使用できます。審査不要で使えるため、携帯代が支払えない時はスマホレンタルに切り替えると通信サービスを維持することができます。

携帯代が払えない時は滞納や放置を避けて早めの対処を

今回は携帯代が支払えなくなってしまった方や滞納してして困っている方にむけて、支払えなくなった時に起きることや訴訟や債務整理の有無にくわえて、支払いができなくなった時の対処方法を紹介しました。

携帯電話が使えなくなると生活に大きな不便を感じるため、なるべく支払いをキチンと行うことが大切です。しかし、生活の都合上支払いが難しくなった場合は今回紹介した内容を参考に、支払い方法の変更やスマホレンタルを活用してみてください。