携帯料金を滞納している?それでも契約ができた理由とは

携帯料金を滞納している人も、いるでしょう。しかし、早めに支払わなければ大変なことになります。新規での契約はできないし、機種変もできなくなってしまいます。

とはいえ、具体的にどのようなことになるのかを知らなければ、危機感も薄いというものです。また、必ずしも契約できないというわけではなく、契約できる場合もあるので、その方法を知っておきましょう。

本記事では、携帯料金を滞納したらどうなるのか、詳しくみていきましょう。また、滞納のままで携帯の契約もできたという人は何をしている人なのか、なぜ審査に通ったのかを知ることができるでしょう。

携帯料金の滞納があると契約できない理由

携帯電話の料金を滞納しているのであれば、同じ会社で新規契約はできません。「別のところならできるでしょ」と思うかもしれませんが、残念ながら携帯会社を変えても契約できないことがほとんどです。

そのため、基本的には「滞納をし続けている時点で携帯の契約は不可」ということになります。もちろん全部ではないもののかなり限られることは確かで、大手はほぼ無理です。

とはいえ、理由がわからないと納得できないという人もいるので、まずはなぜ契約ができないのかを知っておきましょう。

携帯ブラックリストに載ることがあるから

携帯料金の未払いがあると、携帯ブラックリストに載ることがあります。ブラックリストという言葉は、聞いたことがあるけどよくわからないという人もいるかもしれません。

リストに掲載されてしまうと、支払い能力に疑いがある、契約しても料金を払ってもらえないかもしれないということになります。

つまり、信用がないというわけです。携帯会社も慈善事業ではないため、支払いが必ずできるだろうという保証がなく、信用できない人であれば不可とするしかありません。

そのため、支払うことで契約が可能になることもあるでしょう。

不払者情報の交換をしているから

不払い情報を交換、つまり顧客状況をそれぞれの会社が把握しておくことによって、損をしなくて済みます。とくに大手は必ず加入しているため、一つの携帯会社で滞納や未納があると、ほかの携帯会社にもすぐに知られてしまうでしょう。

不払いということは、「この人は支払いをしていませんよ」という情報が回ってしまうということです。そうなると、どの携帯会社に行っても支払いに信用がおけないからと、契約することができなくなってしまいます。そのため、料金の滞納はしないように注意しましょう。

信用情報機関のブラックリストに載ることがあるから

信用情報機関のブラックリストに載ってしまうと、クレジットカードなどで分割払いができません。もちろん契約も通るはずもなく、審査自体無意味といえるでしょう。

できる限り掲載しないようにしてほしいものですが、だからといって抗議するわけにもいきません。料金未払いといった、信用に傷をつけるようなことをしないように注意するようにしてください。

携帯料金を滞納したらどうなる?

携帯電話料金を滞納すると、新しく契約することができないどころか、どのような状況になるのかよくわからないという人もいるでしょう。ここでは、携帯料金を滞納するとどうなるのかを詳しくみていきましょう。

利用停止や強制解約になる

携帯料金を滞納し続けると、利用停止や強制解約になることがあります。スマホが使えなくなったら困る、という人はきちんと支払いをするようにしましょう。

残りの本体代を一括で請求される可能性がある

携帯電話の料金の滞納をしてしまうと、残りの本体代を一括で請求される可能性があります。分割払いで支払いがなければ、そのまま支払いが行われないという危険があり、建て替えている信販会社も請求するほかないからです。

遅延損害金・延滞利息で余分に払わなければならなくなる

携帯料金を滞納してしまうと、遅延損害金・延滞利息で余分に支払いが発生する場合があります。通常よりも何%かが上乗せされてしまうので、無駄が多くなります。

高ければ14.5%程度の利息が付く場合もあるため、余計に支払うことが大変になってしまうでしょう。余分な支払いをしたくないのであれば、きちんと期日通りに支払いをするようにしましょう。

口座や給料を差し押さえられる可能性がある

支払いを滞納し続けると、催促だけでは収まらない場合があります。催促しても支払いをしないとなってしまうと、弁護士に回収依頼が出されることがあります。

それでもかたくなに料金の支払いを拒んでしまえば、裁判に発展することもあるでしょう。裁判から強制執行の命令が出されても命令を拒否して支払わないでいると、銀行口座や給料が差し押さえられてしまうこともあるため、注意が必要です。

そこまで発展することはほとんどありませんが、料金はきちんと支払うようにしてください。

携帯料金滞納があっても契約出来る理由

携帯料金を滞納していても、携帯電話の契約ができる場合があります。携帯電話がなければどことも連絡が取れず、困ってしまうという人も少なくありません。

そのため、携帯料金の滞納があったとしても、契約できるいくつかの方法が考えられます。いざというときのために、どういった方法なら契約が可能なのかを、知っておく必要があるでしょう。

不払者情報の交換をしていない会社を選ぶ

契約する会社を選ぶときに、不払者情報の交換をしていない会社を選ぶことで、契約が可能な場合があります。

大手のほとんどは横のつながりがあるため、残念ながら1社で滞納をだしてしまうと、ほかの会社にもあっという間に知られてしまうでしょう。

だからこそ、滞納をしないのが望ましいですが、もしも滞納をしてしまったらできるだけ早く支払うようにしてください。支払うのが無理というのであれば、情報を共有していない会社を選んで契約するのが望ましいです。

回線契約のみを行う

携帯電話の契約といってもいろいろありますが、その中でも回線契約のみであれば、料金の滞納をしていても可能な場合があります。もちろん滞納をしている携帯会社では、不可能です。基本的に情報を共有している別の会社でも、難しいでしょう。

もちろん携帯電話を購入するときの審査とは違って、信用情報を調べられなければ可能な場合もあります。しかし、大手は厳しいものです。そういった場合は、格安SIMなどの審査が甘い会社を選ぶことで、回線契約だけなら可能となることがあります。

一括で支払う

携帯料金を一括で支払うことができれば、信用調査の必要がなく、購入することができます。とはいえ、端末料金はかなり高額になり、安いものでも数万円、高いと数十万円必要になるため、支払えるかどうかの問題もあります。

一括で支払えるようなら、携帯料金の滞納分も払ってしまって、ブラックリストから名前を消すようにする方がおすすめです。

しかし、先にどうしても契約をしたいというときには、できるだけ安い携帯を選ぶか、中古の携帯を購入しましょう。本体を安く一括で購入できれば、格安SIM会社で回線契約だけでも可能です。

10万円以下の携帯を選ぶ

本体料金が10万円を超えないものに関しては、審査が必要ないためおすすめです。

とはいえ、審査が不要というわけではなく、生活に必要とされる物品であれば10万円以下で審査なしに分割払いをすることが可能です。

もちろん、必ず契約できるとは限りませんが、試してみる価値はあります。

そのほか、レンタル携帯を使用するのもおすすめです。レンタル携帯であれば、通常の携帯を契約するのと同じサービスを受けられるにもかかわらず、審査がないためだれでも使うことができるからです。

種類もそれなりにあるため、選ぶことができるでしょう。レンタル携帯は、プリペイド携帯とは違ってサービスを提供している会社も、いくつかあります。現在はまだ審査もなく厳しく制限されていないので、使い勝手も良いでしょう。まずは、一度相談してみてください。

強制解約まではなっていないから

利用停止の時点で支払いをし、強制解約はされておらず裁判にもなっていないため、契約ができたということもあります。そもそも強制解約まで行くことはあまりなく、それまでに和解して分割でも支払うようにするのが普通です。

ないものはないので、どうしても無理なようなら、そのことを正直に伝えて、月々無理のない返済額に落とし込むこともできるでしょう。

かといって解約されてしまうと、その履歴がいつまでも残っているため、結局のところ不利になってしまいます。払う余力があるなら早めに支払っておくほうが、後々有利になります。

不払者情報の交換をしていない会社は?

情報を他社と交換しない会社であれば、滞納していることを知られていない可能性が高く、契約に支障がない場合があります。

「どこの会社なら情報交換をしていないのかわからない」という人もいるでしょう。具体的には、大手の会社であればほぼ共有しています。一方で格安SIMの会社であれば、そういった情報網へは参加していないことが多いのでねらい目といえるでしょう。

ただし、契約に行く前には、必ず現在使っているプランや料金を確認しておくようにしましょう。

「滞納があるけど契約したい」という人は、審査があまり厳しくない格安SIMで契約することをおすすめします。ここでは、おすすめの格安SIMの会社を3つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

だれでもモバイル

だれでもモバイルは、携帯会社ではまずない、審査のない会社です。審査をするということは、「支払い能力があるのか」「本当に信じるに足るのか」ということを調べるということです。

しかし、だれでもモバイルはそういった調査をしないため、身分証と銀行口座の番号があれば、かんたんに契約することができます。契約する前には金額やプランを、詳しくみておく必要があるでしょう。

誰でもモバイルのプランには、格安で利用できるものもあるため、月々の支払いを無理のない程度にする必要があります。

とくに、滞納をして強制解約までいってしまった人ならなおさらです。中には使いづらい携帯や怪しい会社などもありますが、だれでもモバイルはそのようなことはありません。

回線もきちんとつながり、安心して使うことができます。まずは、どのようなプランがあるのかを詳しく把握して、よりお得な契約を結ぶようにしましょう。

楽天モバイル

楽天モバイルは、審査がゆるめといわれている格安SIMのうちの一つです。とくに楽天モバイルと契約するための「契約審査」は、そこまで厳しくありません。

楽天の口座があって、ある程度のお金を入れておけば、それで問題ないと判断してくれます。ただし、「分割審査」の場合は、注意が必要です。

契約するだけなら問題がなくても、分割払いの契約をする際には、きちんと信用調査がされます。とくにクレジットカードのローンを使いたい場合、信用情報機関のブラックリストに載っていれば、契約ができなくなります。

ただし、口座振替であればそこまで審査が厳しくないので、気になるようなら支払いをすべて口座振替でするといいでしょう。楽天モバイルは回線が安定しているうえに、携帯料金が安いのが魅力です。

さまざまなプランがあり、「使用した分だけ」支払えばいいというプランなどもあるため、自分に合ったプランを選ぶようにしてください。

イオンモバイル

イオンモバイルは、大手のイオン株式会社が運営している格安SIMです。格安SIMの中には怪しい会社もある中で、安心感は高いといえるでしょう。

全国展開しているスーパーのイオンで申し込めるのも特徴であり、豊富なプランがあるため自分に合ったプランを選ぶことができます。

月額料金も安く設定してあるので、滞納しないような低料金のプランを選ぶといいでしょう。取扱いしている機種も豊富であり、価格が1万円~9万円程度と10万円以下のものが多いので、他社で携帯料金を滞納しているとしても契約しやすい価格であるといえます。

審査もそこまで厳しくなく、そもそも本体代金が10万円以下なのであれば落ちることはあまりないでしょう。

ただし、イオングループと支払いに関するトラブルがあれば別です。最低利用期間がないため、いつでも解約できるのも強みで、「ちょっと試してみたい」という人も契約することができます。まずは一度、相談してみるといいでしょう。

携帯に滞納があってもだれでもモバイルで契約できた!

料金を支払っていないというのに契約をしたいと考えているなら、だれでもモバイルがおすすめです。だれでもモバイルなら、審査不要で契約ができるので、他社では断られてしまった、という人でも自分名義の携帯を持つことができます。

もちろん、プリペイド携帯なら持つことは誰でも可能ですが、やはり自分名義で回線契約をする方がよいでしょう。

とはいえ、ブラックリストに載っていると、大手だけでなくほかの携帯会社でも断られる可能性があります。滞納している場合も、同様です。そんなときこそ、審査が必要ないだれでもモバイルを検討してみてください。