プリペイドSIMについて、聞いたことはあってもどのようなものか具体的によくわからないという人もいます。
プリペイドSIMは、あまりスマホを使わないから必要な時だけ使いたい、という人にはおすすめです。
本記事では、プリペイドSIMとは何なのかや、おすすめのプリペイドSIMについて詳しく解説します。
簡単に手続きができるプリペイドSIMを、ぜひ検討してみてください。
プリペイドSIMとは
プリペイドSIMとは、使い切りのSIMのことです。
有効期限があり、使えるデータ容量も決まっています。
通常の携帯電話とは違って、月間のデータ容量を超過したから低速になった、ということもなく容量を使い切ったら終了です。
長期間使いたい場合は向いていませんが、短期間の使用をしたい場合は、サブとして使用したい場合にはおすすめです。
プリペイドSIMの特徴
プリペイドSIMの特徴は、審査や面倒な手続きをしなくても手に入るという点です。
審査がないため、携帯電話料金を滞納している、もしくは強制解約になってしまったという人でも問題なく契約することができます。
また、あらかじめ使える容量が決まっているため、「想定以上に使ってしまってものすごい金額の請求がきた」ということもありません。
基本的には、短期での使用が向いていて、日本に一時帰国したときなどにおすすめです。
プリペイドSIMのメリット
プリペイドSIMには、以下のようなメリットがあります。
- 審査不要
- コンビニでも買える
- 現金で購入が可能
- 解約手続きが不要
それぞれどういった点がメリットなのかを、詳しく解説します。
審査不要
審査不要で購入できるのが、プリペイドSIMのメリットです。
たとえば、携帯料金を滞納したり強制解約になったりした場合、携帯会社の不払い者情報リスト、いわゆるブラックリストに掲載されてしまいます。
ブラックリストに掲載されてしまうと、残念ながらトラブルを起こした携帯会社だけでなく、ほかの携帯会社とも契約できなくなってしまいます。
もちろん、不払い者情報リストに加入しておらず、契約可能な審査のゆるいところもありますが、大手キャリアは確実に無理です。
そのような場合でも、プリペイド携帯は購入することができるので、おすすめといえるでしょう。
コンビニでも買える
コンビニで手軽に買えるのも、プリペイド携帯のメリットの一つです。
わざわざ遠くに行かなくても、欲しいと思ったときにすぐに購入できるのはうれしいポイントですよね。
そのほかにも、ソフトバンクのショップや家電量販店でも購入できます。
インターネットでも買えるので、検討しているならインターネットかコンビニが速いでしょう。
現金で購入が可能
プリペイド携帯は、金額にもよるもののそこまで高額というわけではありません。
そのため、現金で購入することが可能です。
クレジットカードは金融機関のブラックリストに載っていて、使うことができないという人にもおすすめです。
解約手続きが不要
解約手続きが不要なのも、プリペイド携帯の利点です。
通常携帯電話を購入すれば、解約の際にも手続きにいかなくてはなりません。
場合によっては解約手続きの費用も必要になるため、解約前には契約書を再度確認しておく必要があります。
しかし、プリペイド携帯であればそのような面倒な手続きは不要であり、解約手続きの費用も必要ありません。
それだけでなく、基本的にプリペイド携帯はSIMカードを送り返す必要があるのですが、中にはSIMカードを送る必要がないものもあります。
面倒が嫌なら、SIMカードを送らなくてよいところを選びましょう。
プリペイドSIMのデメリット
プリペイドSIMには、メリットだけでなく以下のようなデメリットも存在しています。
- 料金が高い
- 端末が別途必要
- 設定を自分でしなくてはならない
それぞれ、どういったことなのかを詳しく解説していきます。
プリペイドSIMを検討している人は、デメリットについてもしっかり把握しておきましょう。
料金が高い
料金が高いのが、プリペイドSIMのデメリットといえるでしょう。
同じデータ量なら、格安SIMであればより安い価格で契約することができる場合もあります。
そのため、どうしても「割高」と感じてしまうことがあります。
料金はなるべく安い方がいい、という人には、プリペイドSIMは向いていません。
端末が別途必要
プリペイドSIMは、あくまでもSIMカードのみとなっています。
そのため、端末を別途購入する必要があります。
端末は中古でも構わないため、必ず用意しておきましょう。
また、すべての端末がプリペイドSIMのカードと合うわけではないため、使いたいSIMカードと合うかどうかを事前に調べておくことが重要です。
設定を自分でしなくてはならない
プリペイドSIMの場合は、自分で設定をしないといけないというのもデメリットといえるでしょう。
大手キャリアの場合は、基本的なことはすべて店員さんがしてくれるため、自分でする必要がありません。
そのため、携帯のことは全くわからないという人であっても、問題はないでしょう。
ただし、プリペイドSIMの場合は、残念ながら自分で設定をしなくてはいけません。
難しいことがあるわけではありませんが、手間がかかるのが嫌、という人には向いていないといえるでしょう。
プリペイドSIMの選び方
プリペイドSIMを選ぶときには、以下のような点に注意する必要があります。
- 目的に合ったプリペイドSIMを選ぶ
- 使用期間や料金をチェックする
- SIMカードのサイズを確認
- 通信回線の確認
どのような点に気を付けて選ぶべきなのかを、一つずつ詳しく解説します。
目的に合ったプリペイドSIMを選ぶ
プリペイドSIMならどれでもよいというわけではなく、目的に合ったプリペイドSIMを選ぶことが大切です。
たとえば、プリペイドSIMはどれも同じに見えて、同じではありません。
データ通信ができるタイプや、電話番号がついていて通話が可能なタイプなどがあります。
データ通信に関しても、どの程度の容量のものを購入するのかでも、違ってくるでしょう。
そのため、目的のためにはどのような機能が必要なのかをしっかりと把握しておきましょう。
必要な機能を備えた、無駄のないプリペイド携帯を選ぶことが重要です。
ただし、音声通話付きのプリペイドSIMは料金が高くなってしまうため、あまりおすすめできません。
使用期間や料金をチェックする
使用期間や、料金をチェックすることも重要です。
たとえば、1ヵ月使用した後に、「やっぱりあと1ヶ月くらい必要」となるかもしれません。
そういった場合に、料金をチャージすることで延長可能なSIMカードと、延長は不可能で買いなおしをしなくてはならないSIMカードがあります。
どちらを選ぶかは好みにもよりますが、延長の可能性があるなら、チャージすることで延長できるSIMカードを購入するのがおすすめです。
その他、購入する場合には必ず料金を確認しておきましょう。
とくに音声通話付きのプリペイドSIMは、データSIMよりも4倍程度高くなります。
それだけのお金を出してでも購入する価値があるかどうか、必要性をしっかり見極めるようにしましょう。
SIMカードのサイズを確認
プリペイドSIMの場合は、カードサイズが違う場合があります。
サイズが違うと、手元の携帯に合わない可能性もあるため、注意が必要です。
そのため、SIMカードを購入するときには、端末に合うかどうかを確認してからにしましょう。
急いでオンラインで購入したときに、端末に合わないSIMカードだったということも、良くあります。
通信回線の確認
通信回線の確認も、必要です。通信回線はdocomoやSoftbankなどがあります。
郊外で使うなら、docomoの方が通じやすいです。
もちろんソフトバンクがいけないわけではなく、ソフトバンクは人の多い都心や街中で使うのに適しています。
そのため、使う場所や通信回線も念頭に入れて、選ぶといいでしょう。
おすすめのプリペイドSIM6選
プリペイドSIMには、いくつかの種類があります。
その中でも、とくにおすすめの使い勝手の良いプリペイドSIMを6つ紹介します。
どのような点を重要視するのかをしっかり把握してから、自分に合ったプリペイドSIMを選びましょう。
IIJmio
データ容量が2GBあり、最大3か月間利用できるのが4,170円のIIJmioのプリペイドSIMです。
回線はdocomoなので、docomoの携帯を使っている人であれば使うことが可能です。
チャージができるタイプのプリペイドSIMであり、500MBを追加するためには1,500円、2GB追加するためには3,000円が必要なので用意しておきましょう。
通話はできませんが、月額プランへの移行は可能です。
ビックカメラやコジマなどで購入することができ、購入から6か月以上が経過した場合には、データチャージできなくなるので、注意が必要です。
b-mobile
b-mobileは、1ヶ月10GB利用で3,850円となっています。
データ容量が多くないといけない、という人にはおすすめです。
回線は、docomo・Softbankの2種類があります。
データチャージをして延長して使うことが可能で、10GB1か月延長で2,750円、10GBを2か月延長で5,500円となっています。
データ容量と期間の割には安く使えるのがポイントで、サービス終了後から2日間はチャージすることができるのもよいところです。
ただし、延長するかどうかを早めに決めなくては、チャージもできなくなってしまいます。
HISモバイル
HISモバイルは、プリペイドSIMでありながらデータ量無制限となっているため、短期間だけはとにかく大容量を使う必要があるというときにはおすすめです。
金額は使用期間によって違ってきて、8日間・16日間・31日間から選べるようになっています。
チャージはできず、期間が来たらSIMカードは使えなくなるため、注意が必要です。
docomoとSoftbank回線を選べるので、ぜひ試してみてください。
OCNモバイル
OCNモバイルは、20日間3,080円で利用することができます。
1日の使用データ量は50Mとなっていて、決して多くはありませんがちょっとしたやり取りをする程度であれば問題ありません。
SIMの種類はマルチSIMとなっていて、チャージすることで50日間の延長ができるのが利点です。
通話ができず、データ容量が上限に達してしまったら低速で利用可能となっています。
上限を超えないように注意が必要です。
ヨドバシカメラやPayPayモールなどで購入でき、料金を上乗せすることによって10分かけ放題などのプランをつけることも可能です。
プランについて気になる人は、ヨドバシカメラなどで購入前に詳しく聞いてみるのもいいでしょう。
その他、最長4か月使用できる容量型のSIMもあるので、比べてみるのもおすすめです。
BIGLOBENINJASIM
BIGLOBEのプリペイドSIMは、3GBと7GBの2種類を選択できます。
docomo回線を使用していて、3GBなら3,300円、7GBなら5,500円です。
使用期間は30日間となっていて、データ容量をチャージして使うときには、1GBあたり2,200円が必要です。
月額プランの場合はau回線を選択することもできるので、au回線で利用したいという人にもおすすめです。
月額プラン移行は不可となっているため、注意しましょう。
空港などで販売していて、全国で取り扱いをしているところが多いのも強みです。
SIM2Fly
SIM2Flyは、日本でも利用可能ですが、海外で使いやすいのが特徴のプリペイドSIMです。
使用期間は8日からとなっていて、料金は1,380円～、データ容量は4GB～利用可能で、テザリングもできます。
海外に行くときには、おすすめのプリペイドSIMです。
同じ審査なしならプリペイドSIMよりだれでもモバイルがおすすめ
審査なしで利用したいというのであれば、プリペイドSIMよりもだれでもモバイルの方がおすすめです。
だれでもモバイルでは、審査はしません。
もしも審査が通らないという理由でプリペイドSIMを使用しているのであれば、ぜひだれでもモバイルを使用してみてください。
