プリペイドスマホの使い方は?メリット・デメリットや類似サービスを解説

期間限定で新たな番号や機種を安く持てるプリペイドスマホは、一時的に新しいスマホを持ちたい方に人気のサービスです。

近年も多くの通信会社がプリペイドスマホを展開していますが、実際に使用した時のメリットやデメリット、通信会社の種類を知ってから選びたいですよね。また、レンタルスマホと比較して検討している方も多いでしょう。 今回は一定の期間のみの所有を目的としたスマホを探している方に向けて、プリペイドスマホの基本知識やレンタルスマホとの違いを解説します。

プリペイドスマホとは

プリペイドスマホとは、事前にプリペイドカードを購入して使用するスタイルのスマートフォンです。決められた日数分のパケット分のカードを購入して、一定の期間のみ使用できます。

プリペイドスマホのメリット

近年、プリペイドスマホを利用する人は少なくなっていますが、以下2点のメリットがあります。

先払い分のみの使用のため使いすぎを防げる

一般的なスマートフォンは使用した分の通信量を翌月に支払って使いますが、パケット回線を使いすぎると月々の支払いが高額になることがあります。 一方、プリペイドで使えるパケット通信量や通話料は先払いした分のみ使える仕様のため、使いすぎや多額な請求を防ぐことができます。

料金が格安で使える

多くのプリペイドスマホは通信料のみを支払って使うため、月々の料金が格安で使えます。基本料金は無料。日数分のみのパケット通信が使えるカードを購入するだけのため、Wi-Fi環境を利用するとより安く使えます。

プリペイドスマホのデメリット

プリペイドスマホは毎月の使用量が格安で利用できますが、購入のしづらさやパケット通信の面でデメリットが生じることもあります。

取扱キャリアが少ない

従来はプリペイドケータイが多く普及されいましたが、2年契約で携帯電話を使用するスタイルが普及してからは、取り扱いキャリアが少なくなりました。 現在、プリペイドスマホは大手通信会社ではソフトバンクのみ取り扱っています。

パケット通信量が少ない

プリペイドスマホは月々の料金が安い分、利用できるパケット通信料が少なくなっています。大容量の動画などを頻繁に観る場合は事前にパケット使用量を確認してから購入しましょう。

機種を自分で用意する必要も

近年、SIMフリースマホなども増えていますが、プリペイドスマホは対応機種が少ないため、機種にこだわりがある場合は自分で用意する必要もあります。 スマホ本体の金額は14,800〜49,800円程度。中古のスマートフォンをクリーニングしたものを購入して使います。スマホ本体の購入価格も加味して選ぶようにしましょう。

プリペイドスマホを持つ前に知りたい!基礎知識

プリペイドはガラケーの利用者が多かった時代から存在したサービスですが、事前に下調べをして、安心できるものを選びたいものです。 ここからは、プリペイドスマホが契約できる会社や利用面などの基礎知識を紹介します。

プリペイドスマホが買える通信会社は?

2022年現在、プリペイドスマホが買える通信会社は以下3社がメインになります。
  • SoftBank
  • グロモバSIM
  • レクモバ
大手キャリアのプリペイドは料金が比較的高くて機種に制限がありますが、大手キャリア回線を使用したい方や、山間部や地下での利用が多い方におすすめです。 グロモバSIMはプリペイドSIMのみを展開するサービスです。プランは7日、15日、30日プランの中から選べるため、短期での仕事や旅行などでの仕事にもおすすめです。 レクモバはスマホも購入できるプリペイドスマホサービスです。AndroidだけではなくiPhoneも選べるのが魅力。SIMのみの購入は12,800円で利用できます。期間は1ヶ月間のみのため、普段使いでプリペイドスマホを利用したい方におすすめです。

プリペイドスマホは審査が必要?

プリペイドスマホは審査不要で使えますが、契約時は本人確認書類と支払いに使用するキャッシュカードやクレジットカードが必要です。 また、第三者による不正利用や犯罪につながる利用と判断された場合は、使用を停止される場合があります。法律を守りながら安全な使用を心がけてください。

LINEなどのアプリは使える?

プリペイドスマホでも、SMS対応のSIMプランを選ぶとLINEを利用できます。しかし、期間内のパケット通信分を使ってしまうと外出先なので使えなくなるため、注意してください。

長期間使う場合はレンタルスマホがおすすめ

通信会社の審査が通りづらく、長期で契約できるスマホを探している方にはスマホレンタルがおすすめです。 近年はレンタル会社が増えており、選択肢が多いことやSIMのみのレンタルも比較的安価で利用できます。最新機種を別で購入して使うことができるのもレンタルの魅力です。

プリペイドスマホとレンタルスマホの違いは?

プリペイドスマホとレンタルスマホはどちらも手軽にスマホを持てるサービスですが、違いが分からずどちらを選べば良いか決めきれずにいる方も多いのではないでしょうか。 プリペイドスマホとレンタルスマホは以下の3点が異なります。

通話料金の違い

まず、プリペイドとスマホレンタルでは通話料金が異なります。 プリペイドは通話を行う場合、都度通話料金を前払い購入するため、余分に通話料を購入してしまうと損をしてしまうことも。一方スマホレンタルは、かけ放題のオプションに加入すると通話し放題のサービスもあります。 ビジネスなどの利用でLINE通話などが難しい方には、スマホレンタルがおすすめです。

利用可能期間の違い

プリペイドスマホとレンタルスマホは利用可能期間も異なります。プリペイドの場合は2日〜30日間が多く、各社が指定した日数の中から選択して利用します。 一方、スマホレンタルは日数指定して利用できるものも。そのため、短期間での利用か毎月継続して利用するかを選べるのがメリットです。ビジネスや旅行などの都合で日数を厳密に指定したい方にはスマホレンタルがおすすめです。

本体のレンタルの有無

スマートフォンを利用する時は、本体と対応したSIMカードを用意して利用します。プリペイドスマホは本体を購入して使うものが多くありますが、スマホレンタルはSIMのみでの展開が多くなっています。 機種をセットで選びたい方にはプリペイドを、自分でスマホ本体を持っている方や、最新機種を別途購入予定の方にはスマホレンタルがおすすめです。

プリペイドスマホはこんな方におすすめ

プリペイドスマホは、機種にこだわりがなく最低限の機能のみで使えるスマホを探している方や、日数の縛りにこだわりがない方、またメッセージと通話メインでスマホを持つことを視野に入れている方におすすめです。 プリペイドスマホは都度パケット通信量を利用して選ぶ必要があります。 お近くにプリペイドのカードを販売している店舗があるか、また各社が提携しているコンビニエンスストア決済に対応したコンビニがあるか事前に調べておきましょう。

スマホレンタルはこんな方におすすめ

スマホレンタルは機種にこだわりのある方や、長期で持てるSIMカードやスマホを探している方におすすめです。 オンラインでの契約がメインのため、初期設定などを自分で行う必要がありますが、動画視聴などの利用が多く、パケット通信をネット上ですぐにパケットを追加できるサービスが多いのもスマホレンタルのメリットです。 その他、スマホレンタルサービスの概要は以下の内容も参考にしてください。

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今回は短期間のみ使うスマホを探している方に向けて、プリペイドスマホの概要やメリット・デメリットにくわえて、プリペイドスマホサービスと似たスマホレンタルについて紹介しました。 審査なしで使えるプリペイドスマホは、Wi-Fi通信なども用いるとより便利に使えます。 自分の利用量に合うパケット通信量と日数の合うプリペイドスマホを選んでみましょう。