ギャンブル借金返せない時は?乗り越える方法と生活アドバイスを解説

ギャンブル依存症は根深い問題で、心身の問題とも関わっているため抜け出すのが困難と言われています。しかし、借金を返済せずにいると本人だけではなく家族にも影響をおよぼすことにくわえて、今後の生活における信用問題にも関わるため早めに乗り越えることが大切です。

今回はギャンブルで借金が返せなくなると起きることや財産整理方法にくわえて、借金がかさんで信用調査機関のブラックリストに入ってしまった人でも使える携帯の情報などをお伝えします。

ギャンブルで借金が返せなくなると起きること

ギャンブルで借金が返せなくなると、以下のように生活に大きな影響が出ることがあります。

  • 借入先やカード会社から内容証明や督促状がくる
  • 督促状などを無視すると借入先から訴訟を起こされる
  • 訴訟を敗訴した場合は借金を返済する
  • 返済できなくなった場合は債務整理や自己破産などを行う場合も

生活費が足りなくなると日々の生活が苦しい状況になるだけではなく、家族や友人との関係が悪化する事例も少なくありません。さらに、信用情報機関に登録されることで携帯電話やクレジットカードの契約が難しくなったり、住宅ローンの審査に通らなくなったりする可能性が生じることも考えられます。

ギャンブルで借金が返せない時の財産整理方法

ギャンブルによって借金を返しきれなくなった場合、財産整理や収入・支出の見直しを行うこと、借金の返済額や期間、利息を減らすことができます。

ここからは、ギャンブルで膨らんだ借金を返せない時の財産整理方法の詳細をチェックしてみましょう。

任意整理や債務整理を行う

任意整理や債務整理は、クレジットカードや銀行のリボ払いで生まれた利息や借金の返済額や期間を短縮したり、利息を減らせる法律で認められた財産整理方法です。

債務整理と任意整理の違い・種類は?財産整理後の疑問点も紹介

任意整理や債務整理を行うと、支払うべき返済額と支払う必要のない利息の整理や返済期間の見直しができます。これにより、返済がしやすくなることがあるため、借金を返すのが困難になった方に有効です。

生活費の支払い方法を整理する

生活費の支払い方法を見直すと月々の支出を抑えながら、返済額を減らしたり、借金を返済しやすい生活の基盤を構築することができます。例えば、光熱費や食費の節約を行ったり、携帯電話のプランを変更したりすることで、支出を抑えることが可能です。

自己破産は最終手段に

借金の返済が完全に不可能な場合、自己破産を行うと帳消しすることができますが、自己破産を行うと信用情報に悪影響が及び、今後の生活に支障をきたすことがあります。そのため、自己破産は最終手段ということを念頭に置いてください。

任意整理や債務整理、収入・支出の見直しで借金を減らすことができる場合も、自己破産を避けるようにしましょう。

返せる金額の借金は返済すること

ギャンブルで膨らんだ借金を効率よく返すためには、返済可能な範囲の借金は積極的に返済することが大切です。借金を早めに返済すると信用情報の回復が早まり、将来的に再び借り入れができるようになる可能性があります。

返済を行うと精神的な負担も軽減されるため、金銭的ストレスが減るのもメリットです。

ギャンブルで今後の借金が増えないための対策

ギャンブルによる借金が返せない状況を乗り越えるためには、今後の借金が増えないように金銭面と精神面のケアや対策を行うことが大切です。現在、ギャンブルを行いすぎて借金が膨らみそうな方は、以下4点を参考にしながら、借金が増えないための対策を行いましょう。

収入を増やす

まず、収入を増やすと返済能力の基盤を向上させることができます。ギャンブルによる借金の返済が生活を圧迫している場合は、スキルアップや転職、副業などを行って、収入を増やすことに重きを置きましょう。

ギャンブル依存症の場合は専門機関に

ギャンブル依存症とは、人生に大きな支障や損害が生まれるにも関わらず、ギャンブルを辞められない病態のことを言います。

ギャンブル依存症の場合や、ギャンブルが辞められず悩んでいる方は、カウンセリングやこころを治療を行なえる専門機関に相談しましょう。適切なケアを受けることで、ギャンブルからの脱却や借金の返済に近づけます。

また、全国公営競技施行者連絡協議会のWebサイトではギャンブル依存症のセルフチェックを行えます。ギャンブル依存症か分からずにいる方は、セルフチェックを行うのも有効です。

https://gamble-shindan.com/

光熱費や携帯の契約を見直す

光熱費や携帯の契約は日常生活において必要不可欠なことです。光熱費などを完全にゼロにするのは難しいことですが、毎月の支出を削減することで、ギャンブルによって膨らんだ借金を減らせる可能性があります。

また、信用調査機関のブラックリストに入ってしまった人でも使える携帯会社「だれでもモバイル」では、スマホレンタルを提供しています。どんな方でも契約ができるため、精神的負担の軽減にも繋がります。

返済のための借金はNG

ギャンブル借金が返せない状況の中で、借金を返済するために借金をする方は少なくありません。また、更に借金が膨らんで悪循環を招く可能性があります。

そのため、返済のための借金は避けるようにしましょう。また、司法書士や弁護士などの専門家に相談することで、適切なアドバイスを受けることもできます。

借金が溜まっても使えるスマホレンタルとは

近年、格安SIMなどのサービスが普及・拡大されていますが、借金返済のために債務整理や自己破産を行った方は、信用調査のブラックリストに入っているため、契約できないことが多々あります。

だれでもモバイルは、信用調査機関のブラックリストな人でも利用できるスマホレンタルサービスです。ギャンブルで借金が返せない方でも通信手段を確保することができるため、生活の質を維持しつつ、無理のない範囲で借金の返済に努めることが可能になります。

ギャンブルで借金が返せなくなった人の実例と対処法

先述ではギャンブルで返せなくなった借金を返済するためのポイントや注意点を紹介していきましたが、実際に借金が膨らんだ方の事例を見て、対処法などを知りたい方も多いのではないでしょうか。

ここからは実際にギャンブルで借金が返せなくなった人の実例と対処法を紹介します。

ギャンブル借金700万円の事例

1つめは借金が700万円膨らんでしまった男性の事例です。仕事のストレスや家庭での肩身の狭さからギャンブルに結果、借金の返済額は毎月30万円にまで膨らんでしまいました。

その後、法律事務所に相談し、相談当日に受任通知の手配を行って返済をストップ。債権者は任意整理を希望していましたが、法律事務所からは個人再生や自己破産を視野に入れた手続きを入れて返済まで進めることをおすすめされています。

結果、債権者は返済したいという希望もあり任意整理で利息をカットして返済額を減らし、返済を行うことになりました。

ギャンブルで3,000万円の借金が返せない事例

2つめは社会人になってからパチンコや麻雀などに損してしまい、11社から合計3,000万円の借金をしてしまい、負債を抱えた40代男性の事例です。

月々の返済額は40〜50万円になってしまいましたが、債権者は1000万円の年収があったため、個人再生で借金を圧縮させて解決に。裁判所に申し立てを行って毎月の返済額を月85,000円程度まで減らして、生活復帰を実現しています。

ギャンブルで借金が返せない方は依存治療と生活の見直しを

今回は、ギャンブルで借金が膨らんで返せず困っている方にむけて、借金が返せなくなると起きることや負債を減らすコツにくわえて、実際に数百万円以上の借金を減らした人の事例を紹介しました。

ギャンブルで借金が返せない時は、本記事で紹介した内容を参考に自分の生活を見直し、節約策を活用することが大切です。今回紹介した内容を参考にしながら、適切な相談を行って無理のない返済計画を立てながら、借金の返済をしていってください。