携帯のブラックリスト入りになるとどうなる?概要や注意点・誰でも使えるスマホサービスを紹介

携帯のブラックリスト入りになるとどうなる?概要や注意点・誰でも使えるスマホサービスを紹介

携帯の契約は比較的多くの方が問題なく契約できる一方で、さまざまな理由でブラックリストに入ってしまう方もいます。また、現在生活が困窮している方の中には、ブラックリストに入ってしまわないか不安な方も多いのではないでしょうか。 今回は携帯のブラックリストの概要や種類にくわえて、ブラックリストにならないための注意事項やどんな方でも契約ができるスマホレンタルサービスを紹介します。

携帯の契約で影響するブラックリストの種類

携帯を契約する時は、1〜2年単位で分割払いで購入する方が多いため支払いに問題ないか、また犯罪などで利用されないかを審査してから契約を行います。 契約時に以下で紹介している機関のブラックリストに入っている場合、契約を断られてしまうことも。また、ブラックリストは各信用調査機関が管理する複数の機関によって作成され、適用されています。まずは、それぞれのブラックリストの概要について詳しく見てみましょう。

信用調査機関のブラックリスト

携帯購入時に契約の審査を行う調査機関のひとつに、信用情報を管理する株式会社日本信用情報機構(JICC)や割賦販売法・賃金業法指定信用情報機関(CIC)などがあります。 JICCやCICでは携帯の契約審査はもちろんのこと、クレジットスコアリングやローン審査でも利用されています。多くの携帯会社が信用調査機関と連携して情報管理や審査を行っているため、携帯電話契約の審査にも影響することを念頭に置いて契約を行いましょう。 信用調査機関のブラックリストに名前が載ってしまうと、携帯の契約だけではなく、クレジットカードの発行や借入れ、賃貸契約など幅広いサービスの利用に影響を及ぼす可能性があります。  

キャリアのブラックリスト

各携帯電話会社(キャリア)が管理している顧客リストのブラックリストに登録されると、携帯が契約できなくなることがあります。契約中に料金の未払いや契約違反を行うと、各キャリアが独自に運用するリストに登録されてしまうためです。 契約違反や未払いを繰り返してしまうと、新しい契約や契約更新が難しくなるだけではなく、キャリアの利用が不可能になることもあるため、注意してください。

2つのブラックリストに入るとどうなる?

ブラックリストに名前が記載されてしまうと、日常生活にさまざまな影響が出ることがあります。ここからはそれぞれの影響について詳しく見てみましょう。

1.携帯の機種変更やMNPができなくなる

各キャリアは携帯電話を契約する顧客のキャリアの信用情報を確認してから契約を行います。このため、信用情報機関やキャリア自体のブラックリストに名前が記載されていると、トラブル抑止のために新たな契約ができなくなることがあるのです。 特にMNPは新たな契約と同じように審査が行われるため、ブラックリスト入りしているとその審査に通りにくくなります。

2.携帯の分割購入の審査が通りにくくなる

携帯電話の分割購入は、ローンを組んで行うため、実質的に信用取引に該当します。そのため、信用情報を審査して行うのです。 信用調査機関やキャリアのブラックリストに掲載されていると、新しい携帯電話の分割購入の審査が難しくなることも。特に機種代が10万円以上する最新モデルのスマホを購入しようとすると、審査はより厳しくなります。

3.携帯の契約以外に影響することは?

信用調査機関のブラックリストに入ると、携帯電話の契約以外の面でも影響が生じることがあります。 信用調査機関のブラックリストに名前が載ってしまうと、クレジットカードの発行やローンの契約、アパートの賃貸契約などにも影響が出ることがあるため、注意が必要です。

ブラックリストに入ってしまうNG事項

携帯電話は生活必需品のため、故障などに備えていつでも契約の変更や買い替えができるような環境下で使いたいものです。しかし、以下の行為を行うと携帯電話のブラックリスト入りを招く可能性があります。 ここからは、ブラックリストに登録されてしまう可能性のあるNG行動ついて見ていきましょう。

携帯料金の遅延・滞納など 強制解約なる行為

携帯電話の利用料金の支払いが遅延したり、未納の状態が続いてしまったりした場合、キャリアから利用者が契約義務を果たしていない、つまり信用できないと見なされてしまい強制解約になることがあります。 強制解約されると、その事実がキャリア自身のブラックリストに記録され、将来的に新たな契約を結ぼうとした時に審査が通りにくくなる可能性があります。

短期間の契約・解約の繰り返し

短期間に何度も携帯電話の契約と解約を繰り返す行為も、ブラックリスト入りの原因になることがあります。 2023年2月に、短期契約を繰り返した人が総務省に苦情を入れた結果、短期解約した人を機械的にブラックリストに入れることは違法という見解を示した事案がニュースになりましたが、転売目的などで短期の契約・解約を繰り返すことを問題視している声も上がっています。 近年、短期契約・解約は違法ではないという事例も出ていますが、契約に支障をきたす可能性があることを念頭に置いておきましょう。

携帯の名義貸しもNG

他人のために自分の名義で契約した携帯を無断で第三者に譲渡・貸与する行為は「名義貸し」となり、ブラックリスト入りの一因となり得ます。名義を貸した結果、その他人が料金未払いなどの問題を起こした場合、名義を貸した本人がその責任を負うことになります。 名義貸しは金融機関や信用調査機関によるブラックリストにも影響を及ぼす可能性があるため、今後の生活に支障をきたしやすい行為です。家族や恋人が使う携帯を契約する場合は、キャリアに利用者登録を行ってから使用しましょう。 上記で紹介した行為を行ってブラックリストに入ってしまった場合、5年間は分割や契約の審査が通らないと言われています。ブラックリストから消す方法も年数が経つのを待つことのみと言われているため、支払いや買い替えは計画的に行いましょう。

携帯のブラックリスト入りにならないためのポイント

携帯電話のブラックリストに載らないためには、どのような行動を心がけるべきでしょうか。ここでは、ブラックリストに載らないためのポイントを詳しく説明します。

月々の利用料金を期日通り払う

まず、ブラックリスト入りを避けるためには、月々の利用料金を期日通りに支払うことが大切です。遅延や未払いは、キャリアが利用者の信用を評価する上で重要な要素となります。 携帯電話料金の未払いは、強制解約や延滞利息の発生、さらには金融機関のブラックリスト入りにつながる可能性があります。毎月の支払いをきちんと管理し、期日を逃さないようにしましょう。 そして、クレジットカードを所有していない方は、支払い方法は銀行口座からの引き落としに切り替えるのがおすすめです。給料日と支払日のタイミングがずれていて、払込用紙で支払いたい方は、携帯から払込用紙の支払いを行えるサービスも活用してみてください。

携帯の契約は1〜2年目処の見直しを心がける

携帯電話の契約は、通常1〜2年の契約期間が一般的ですが、一定のサイクルで料金プランやサービス内容が変わることがあります。そのため、契約期間が終了するごとに自身の利用状況や新しいサービス・プランも確認し、必要に応じて契約内容を見直すのがおすすめです。 これにより、不必要な解約や新規契約を避け、ブラックリスト入りのリスクを低減することができます。また、定期的な契約の見直しは、自身のライフスタイルに合った最適なサービスを選べるというメリットもあるのです。 これらの行動を心がけることで、携帯電話のブラックリストに載るリスクを大幅に低減することができます。信用情報は金融機関だけでなく、多くのサービスで重要な判断材料となるため、定期的に契約の見直しや管理を行いましょう。

携帯のブラックリストに入っても使う方法は?

携帯電話のブラックリストに記載されていても、機種を買い替えたい場合や連絡用の携帯が必要になることがあるでしょう。そんな方でも携帯を手に入れる方法があります。

機種代10万円以下の機種を選ぶ

携帯電話やパソコンなど、10万円以上の分割を行う場合、審査に落ちるリスクが高くなります。また、割賦販売法では契約者の支払能力を超える与信を禁止しているため、審査が落ちやすくなるのです。 しかし、10万円以下の分割は「比較的安価」と言われることや、スマホは生活必需品とみなされることが多いため、審査のハードルが下がることがあります。

中古のスマホ+格安SIMで利用する

近年は新品の携帯電話ではなく、中古のスマホを購入して格安のSIMを利用するという方法も主流になりつつあります。また、格安SIMは大手キャリアと比べて契約審査が緩やかなことにくわえて、利用料金が比較的リーズナブルなものが多いため、おすすめです。 そのため、中古のスマホに格安SIMを挿して使うことで、月々の携帯料金を大幅に抑えて経済的な負担を減らしながら携帯を使うことができます。 <h3>契約が難しい場合はスマホレンタルを 携帯電話の新規契約が困難な場合でも、スマホのレンタルサービスを利用することで、新たな携帯電話を手に入れることができます。レンタルサービスは、通常の契約とは異なり、各レンタル会社が用意したSIMを使うため、ブラックリスト入りしていても利用が可能なのです。 これらの方法を活用することで、ブラックリスト入りした状況でも携帯電話を利用することが可能となります。

ブラックでも使える!スマホレンタル5選

ここからは携帯契約のブラックリストに入っている方でも契約しやすいスマホレンタルサービスを5者紹介します。

エクスモバイル

エクスモバイルは、端末を選んで月額料金を支払うことができるレンタルサービスです。機種はスマホだけではなくモバイルWi-Fiやタブレット、ガラケーも借りることができます。 契約期間は自由で、初日は9,000円前後、また2日目以降は950円前後で使う形式で、長期利用するほど割引が適用されます。利用は端末とSIMのセットが必須になりますが、店舗受取にも対応しているため、実物を見てからレンタルを行いたい方におすすめです。

スマホゴールド

スマホゴールドは、ガラケーやスマホ、スマホアクセサリなどをレンタルできるサービスです。スマホのレンタル料金は1日あたり1,900円前後で、1ヶ月あたり3万円で利用可能です。 SIMのみの場合は以下の料金で利用できます。
レンタル日数 レンタル料金
1日~7日 ¥300/日
8日~14日 ¥300/日
15日~1ヶ月未満 ¥7500
保証金(目安) ¥5000
  SIMカードのセットに対応しているため、機種をお試ししたい方だけではなく、携帯がブラックリストに入ってしまい、契約できない方用のメインスマホとしてもお使いいただけるのがメリットです。

Goodモバイル

Goodモバイルは、スマホやガラケー、PCなどがレンタルできるレンタルサービスです。レンタル期間が1日程程度。端末のみのレンタルの場合は、手数料が無料で使えます。長期で使う場合はカケホーダイが月額4,620円、月額レンタルは8,250円で使うことが可能です。 SIMのみの場合は以下の料金で利用できます。
プラン・オプション 月額基本使用料 月額レンタル料
カケホーダイ ¥4,620 ¥8,250
WEB利用 ¥330
データ2GBパック ¥3,850
データ5GBパック ¥5,500
データ20GBパック ¥6,600
データ30GBパック ¥8,800
留守番電話 ¥330
キャッチフォン ¥220
また、実店舗でのサポートもあるため、スマホの契約面に不安がある方でも安心して利用できます。

だれでもモバイル

だれでもモバイルは、クレジットカード不要、審査不要で誰でもすぐにスマホが利用できるレンタルサービスです。レンタルはSIMのみのため、機種は自分で用意する必要がありますが、通話・データ通信料がすべて含まれた月額固定プランで、わかりやすいのが魅力です。
プラン 初月の月額料金 2ヶ月目の月額料金
1GBプラン 0 (税込)円 3,300 (税込)円
3GBプラン 0 (税込)円 5,500 (税込)円
5GBプラン 0 (税込)円 6,160 (税込)円
7GBプラン 0 (税込)円 7,040 (税込)円
10GBプラン 0 (税込)円 7,810 (税込)円
20GBプラン 0 (税込)円 11,110 (税込)円
また、だれでもモバイルは初月無料となっているため、スマホレンタルが初めての方でも比較的安心して利用できるのもポイントとなっています。

スカイセブンモバイル

スカイセブンモバイルは、スマホ用のSIMカードを利用できるスマホレンタルサービスです。機種はだれでもモバイル同様自分で用意する必要がありますが、パケットの種類が多いため、好みのパケットプランを選べるのが魅力です。 スカイセブンモバイルはSIMのみのカケホーダイプランの場合、以下の料金で使えます。
プラン 月額料金
3GB 5,500円
5GB 6,160円
7GB 6,820円
10GB 7,810円
12GB 8,470円
15GB 9,460円
17GB 10,120円
20GB 11,110円
また、サービス内容が充実しており、初期設定やデータ移行も無料で対応してくれます。

携帯のブラックリストに入っても契約先の見直しを

今回は、携帯のブラックリストに入ってしまって契約できずにいる方や、過去に料金滞納などの経験があり、契約面に不安がある方にむけて、契約審査の概要や審査でNGになる注意事項にくわえて、すべての方が使えるスマホレンタルサービスを紹介しました。 もし携帯のブラックリストに入ってしまったとしても、スマホレンタルや契約方法・契約先を見直すことで、新たな携帯電話の利用できる可能性が生まれます。契約面に不安がある方は本記事の内容を参考にしながらベストなスマホレンタルサービスを探してみてください。