レンタルスマホは審査なしで使える？契約・利用時の疑問点や大手との違いを解説

近年レンタルスマホが人気となっていますが、周りに利用者がおらず実際に審査無しで使えるか、身分証がなくても借りれるか聞けずにいる方も多いでしょう。また、新しいサービスのことを調べるのは情報の分別リサーチが大変に感じますよね。

今回はレンタルスマホを検討する多くの方が知りたい、審査なしで使える理由や通常のスマホとの違いはもちろんのこと、レンタルスマホのおすすめポイントを紹介します。

レンタルスマホが審査なしで使える理由は？

市場で普及しているスマホは契約時、各通信キャリアが審査を行なってから契約を行いますが、なぜレンタルスマホは契約時の審査が不要なのでしょうか？

レンタルスマホは各業者が保有している契約済みのSIMカードやスマホを一定の期間、利用者に貸与することを条件に、ユーザーにSIMカードやスマホを提供する仕組みでレンタルを行っているためです。

総務省が管理している「届出電気通信事業者」という届出を提出した会社がレンタルスマホサービスを展開しているため、貸与という形でも安心して利用できます。

この届出を提出している業者は2021年地点で12,500件ほど提出されていますが、中には届け出を出さずにレンタルスマホサービスを運営している企業もあります。サービスを利用する前に必ずサイトに届出電気通信事業者の番号の記載の有無を確認しましょう。

レンタルスマホと一般的なスマホ契約の違い

スマホを使っていても料金や契約の概要は通信キャリアによって変わりますよね。レンタルスマホも一般的なスマホ契約と利用面や料金面が異なることが多くあります。

レンタルを検討する前に、以下の違いについてチェックしておきましょう！

利用面の違い

まず、利用面では主に電話番号を認証して使用するSMS認証の機能や期間に違いが生じます。

レンタルスマホは、各業者が発行したSIMカードに付随する電話番号と通信回線をレンタルして使うため、LINEなどのアカウントを新たに作り直す必要があります。

過去に電話番号を認証して使っていたアカウントがある場合は、新たに認証し直して使うことを視野に入れてください。仕事や家庭の事情でMNPが必須の場合は、MNPに対応しているか予め確認してからレンタルスマホの業者を選びましょう。

また、レンタル期間は1日〜1ヶ月区切りで日程を指定する使い方が主流です。一般的なスマホ契約は毎月区切りのものが多くなっていますが、レンタルは短期間のみの使用に合わせて日数区切りで使えるものも展開されています。

契約・審査面の違い

レンタルスマホは契約や審査にも以下のような違いがあります。

スマホ契約はCICというローンなどの貸付の審査を行う指定信用情報機関に審査を通して「契約しても問題ないか」チェックしてから行います。

また、スマホを購入すると開通センターで移行作業を行なった後使用します。開通センターが営業時間外の場合、次の日からの使用になることがありますが、スマホレンタルは契約済みの回線を借りるため即日から使えるのも魅力です。

契約面も、本体のみやSIMのみのスタイルが選べるサービスもあるため、端末にこだわりがある方でも気軽に使えます。

レンタルスマホの契約はオンラインがメインです。仕事の都合で日中の来店が難しい方でもオンラインで手続きを行った後、宅配や郵便でSIMカードやスマホを受け取って使用できるのも魅力となっています。

支払い面・料金面違い

レンタルスマホは支払い面や料金面にも特徴があります。金銭に関わる違いを知らず、トラブルになる前に以下の違いを事前に把握しておきましょう。

まず、一般的なスマホの料金はクレジットカード払いなことが多いですが、レンタルスマホは引き落としやコンビニ決済がメインになります。

支払い方法も通常のスマホは毎月の締め日に後払いで請求されますが、レンタルスマホは利用分を前払いで使うため、使いすぎを防げるのが魅力です。

料金は1日〜1ヶ月分のパケット通信料や基本料金を含めたパッケージプランを契約することが主流となっています。しかし、一般普及されている通信キャリアよりもやや高額となっていることもあるため、料金を吟味してから契約を行ってください。

レンタルスマホのおすすめポイント

レンタルスマホは手軽に使えることが魅力ですが、審査や名義、電波面に問題がないか知ってから使用したいですよね。

レンタルについて検討している方は以下の利点も参考にしてください。

ソフトバンクやドコモ回線を審査なしで使えるものも

大手通信キャリアのスマホを持つ場合、契約に審査が必要です。また、格安SIMよりも審査が厳しく感じるという声もあります。しかし、山間部などの利用が多く、大手でないと不便を感じる方も居るのが現実です。

ソフトバンクやドコモ、auといった大手通信キャリアの回線を取り扱うレンタルスマホを選ぶと、審査が厳しく感じるキャリアの回線も使えます。

本人名義でスマホをレンタルできる

レンタルスマホは、各業者が用意したスマホと回線を借りて使いますが、レンタル時は自分の名義で持てるため、名義貸しなどのリスクを避けて使えます。

手持ちのSIMフリースマホも使える

レンタルスマホは機種にこだわりがある方や、データ移行が手間に感じる方でも快適に使えます。SIMフリーのスマホが手元にあれば自分の機種をそのまま使うことも可能です。

利用時は、手持ちのSIMフリースマホにレンタルしたSIMを挿入して使うだけ。用途に合わせて自由に使えるのもレンタルスマホの魅力です。

審査無しで使える！レンタルスマホの活用例

レンタルスマホは審査の無さや手軽さが強みですが、どう使えばいいのか、また実際の活用例を知ってから利用するかを判断したいですよね。

ここからはレンタルスマホの活用例を紹介します。

短期の仕事で2台目として

好きな期間だけ使えるレンタルスマホは短期の仕事用に使うのにも人気です。近年、プリペイドスマホの取扱が少なくなっていることや、解約の手間がないことから短期の利用を求める方にも人気となっています。

審査が通らない方のメイン端末におすすめ

スマホを分割払いで購入する場合は審査を通してから契約を行いますが、審査が通らない方もいます。しかし、高価な端末を一括払いで購入するのは大変ですよね。

レンタルスマホの業者の中には、最新端末を借りれるところもあります。メイン端末のスマホを手軽に揃えたい方にもおすすめです。

法人の短期利用も人気

レンタルスマホは法人利用のニーズも高まっています。

大規模なイベントでスタッフや顧客が利用する端末を日数限定で大量に揃えたい時にもおすすめです。社内で端末を管理する手間や使用していない時の維持費を払うことが無くなるメリットがあります。

審査なしで使えるレンタルスマホは目的に合わせて活用を

今回はスマホの買い替え時に審査が通らずに悩んでいる方にとって役立つレンタルスマホの概要や通常のスマホとの違いにくわえて、メリットや活用例を紹介しました。

審査なしで使える手軽さだけではなく、利用エリアや機種、用途や予算も吟味して自分に合うレンタルスマホを選んでください。