携帯の契約審査には何がある?審査の種類についても詳しく解説

携帯の契約をするときには、審査が必要です。基本的に審査に落ちることはないですが、もしかしたらと不安に思うこともあります。

携帯契約時の審査はどこの携帯会社でもしていますが、もしブラックリストに載っていたから、というような心当たりがあるなら対策を考えておくのもおすすめです。

本記事では、携帯の契約をする際に審査に落ちる理由や対策について詳しく解説します。審査の甘い携帯会社も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

携帯契約時の審査とは

Amazonのロゴが表示された黒いSamsung Galaxyスマートフォン

携帯契約時の審査には、いくつかの種類があります。それぞれどういった審査なのかを、詳しくみていきましょう。

分割審査

分割審査は、携帯電話の端末を購入して、料金を分割して支払う場合に行われる審査です。支払い方法にもよりますが、クレジットカードを使用する場合は、カード会社の審査があります。よほどでない限り通らない、などということはありません。

しかし、カード会社の支払いで滞納や未納があれば、審査に通らない可能性があるため、注意が必要です。

使用するカード以外のクレジットカード会社や金融機関での借入金や滞納がある場合にも、審査が通らない可能性はあります。そのため、借入金や滞納・未納がないことが審査に通る条件ともいえます。

契約審査

契約審査は、回線契約するときの審査です。端末の分割審査とは別なので、回線の契約審査の場合は、携帯や電話の未納や滞納がなければ特に問題なく通るでしょう。

また、書類に不備があっても審査に落ちる場合が考えられるため、必ず書いた後には1度確認してみてください。

一括審査

一括審査は、通常の契約審査と変わりありません。この場合は携帯端末を一括で購入しているので、よほどでない限り審査に落ちることはないでしょう。ただし、あくまでも携帯会社との契約をするための審査であり、端末を購入しようが姉妹が規約に合わなければ審査に落ちてしまうのは仕方のないことといえます。

そのため、一括審査にも落ちてしまう人はいます。その主な理由としては、書類に不備があるか強制解約をされた経験があるかのどちらかです。強制解約をされた経験があると、ほかの携帯会社であっても契約するのは難しいため、注意しましょう。

名義変更審査

名義変更をするための審査も、あります。機種の名義変更をする場合、いくつかの種類があります。結婚や改名などで名前が変わった場合の名義変更手続きは、無料で可能です。審査もとくに難しいものはなく、落ちる可能性もほぼありません。

もともとの契約者がなくなって新しい契約者に名義を変更したい場合も、無料でできます。ただし、名義変更するためには審査が行われます。

新たに契約者となる人の状況によっては、審査が通らない可能性もあるため、注意しましょう。契約者の名義を家族や親類などに切り替える場合には、手数料がかかります。

審査に落ちることはあまりありませんが、滞納や強制解約などといった瑕疵があれば、名義を譲渡できない可能性もあるでしょう。

携帯契約の審査に落ちる理由

茶色の木製のテーブルに黒の iphone 5

携帯契約の審査に落ちるのには、それなりの理由があります。必ずしも滞納や未納、強制解約があるからとは限りません。そのほかにもいろいろな理由があるため、一つずつ詳しくみていきましょう。再度契約するときに、参考にしてみてください。

書類に不備がある

審査に落ちるもっともよくある理由の一つに、書類に不備があるというものが挙げられます。書類に不備があると、携帯の審査に通ることができません。

とはいえ、不備さえ治せば問題なく契約できるため、書類を提出する前に2~3回程度見返して、確実に契約できるようにしておきましょう。書類をきちんと見返しておくことで、契約もスムーズにできるようになります。

支払い方法に不備がある

支払い方法に不備がある、という場合も考えられます。たとえば、クレジットカードでしか支払いができない会社で、口座振替やデビットカードの引き落としをしたい、といっても通じません。

クレジットカードの有効期限をよく確認して、支払い方法もお店の人にきちんと聞いておくといいでしょう。契約したい会社が対応できない支払い方法はやめておいてください。

ブラックリストに名前がある

ブラックリストに名前があると、そもそも契約自体不可能です。ブラックリストに名前があるということは、支払いに不安がある人、ということでもあります。

携帯会社も金融機関も、支払いに不安があるのであれば、毎月一定額を返済することになるローンを組むことはできません。

そのため、リストに名前があるなら、残念ながら審査を通過するのが難しいといわざるを得ないでしょう。もしくは、格安SIMなどの審査不要、もしくは審査が緩い会社の携帯電話を活用してください。

現在進行形で借り入れがある

現在進行形で借り入れがある、という場合にも携帯の審査に落ちてしまいます。携帯会社との契約審査は問題なくても、分割審査は確実に落ちるでしょう。

現在進行形で借り入れがあるなら、まずは借入金をすべて返済しましょう。返済ができたら、審査に通る確率も上がるでしょう。とはいえ、確実に契約できるというわけではないので、その辺りはきちんと把握しておく必要があります。

既に5回線契約している

既に5回契約をしている場合は、同一の会社で、それ以上の契約はできません。基本的にどこの携帯会社でも、同一の回線での契約は5回までとなってます。そのためそれ以上の回線を契約する場合は、ほかの携帯会社で契約する必要があるでしょう。

料金の滞納がある

料金の滞納がある場合にも、審査には通りません。そもそも料金の滞納があるなら、新規で契約したり新しい端末を買ったりする前に、未納分の料金を支払いましょう。支払いをしなくては、新規の契約は難しいといわざるを得ません。

また、支払いをしないままでいるといずれ強制解約になります。それでもまだ料金を払わないでいると裁判所に訴えられる場合もあるため、そのようなことにならないためにも、早めに滞納分を支払ってください。

携帯契約時の審査が通りやすい格安SIM

人の近くの黒いスマートフォン

携帯の契約は、審査が通りやすい会社と通りにくい会社があります。基本的に、大手は滞納や未納があると審査に通りません。また、クレジットカードを通した支払いにするところが多くあるため、借入金やローンの未払いがある場合にも、審査が通らないでしょう。

しかし、格安SIMであれば、審査に通ることがでる場合もあるでしょう。中には審査のない格安SIMもあるため、審査に不安がある、とにかく早く携帯を契約したいといった場合には、そういった格安SIMを利用するようにしましょう。ここでは、おすすめの格安SIMを7つ紹介します。

楽天モバイル

楽天モバイルは、審査が通りやすいといわれている格安SIMのうちの一つです。3GBまではわずか1,078円で契約できるという格安料金は、携帯電話の料金をなるべく抑えたいという人にはおすすめです。

また、20GBまでは2,178円で利用できるので、毎月かなり通信料がかかるから格安SIMでも安くならないのでは、と不安に感じている人にもおすすめできます。通信速度は国内なら最大1Mbpsと決して遅くはなく、契約の初期費用が掛からないところもポイントです。

とにかく料金を抑えたい、という人向けのモバイルといえるでしょう。支払い方法はクレジットカード・デビットカード・口座振替と豊富ですがそれだけではなく、貯めた楽天ポイントでも支払いできるのがうれしいところです。さまざまな支払いで貯まった楽天ポイントを有効活用して、通信費を抑えることができます。

イオンモバイル

イオンモバイルは、その名の通り大手スーパーであるイオン株式会社が母体となって提供している格安SIMです。全国各地のイオンモールで契約や相談できるのが強みであり、買い物のついでに契約してみよう、と気軽に立ち寄ることができます。

審査はそこまで厳しいものではなく、基本的には本人確認と書類に不備がないかどうか、MNP予約番号に不備などがとくになければ落ちることはまずないでしょう。料金も安くて使い勝手がよく、イオンにクレジットカードでの支払いが可能です。

SIMカード発行料として3,300円かかりますが、月額料金が楽天モバイルと変わらないくらい安いので、そこまで気になりません。

大手携帯会社とは情報を共有していないため、不払いがあっても問題なく契約できた、という人が多くいます。大手では契約できるかどうか不安、という場合にはぜひイオンモバイルで契約してみてください。

LINEMO

LINEMOは、ソフトバンクが展開する格安SIMのサービスであり、3GBのプランであれば、楽天モバイルやイオンモバイルよりも安い990円で使うことができるので、携帯はあまり使わないから料金を押さえたい、という人に向いています。

ただし、20GBになると楽天モバイルやイオンモバイルの方が安くなるので、自分のライフスタイルや使用頻度に合ったプランを選ぶようにしましょう。端末の販売はしておらず、自身で用意する必要があるため、契約前に事前に用意しておくようにしましょう。

契約自体はオンラインで完結できるため、店舗に出向く必要がないのはうれしいポイントです。また、契約初期費用がかからないのも利点といえます。

UQモバイル

auの格安SIMが、UQモバイルです。料金プランは3種類でわかりやすく、初めて格安SIMを利用したいという人にもシンプルであるためおすすめです。支払い方法はクレジットカード払いだけでなく口座振替も選ぶことができるので、クレジットカードを持っていないという人も契約ができます。

分割審査と契約審査の2種類があり、審査基準は不明です。とはいえ、審査が厳しいということはありません。審査の結果が出るのは早く、午前中に申し込めばその日のうちに審査結果が出ることも珍しくないのが特徴です。

基本的には本人確認や入力情報の間違いがないかどうかがメインになるため、記入間違いがなければ、よほどでない限り審査落ちすることはないでしょう。

そのため、大手に比べると審査が甘いといえます。口座引き落としにする場合には、auで未払いや滞納、インターネット料金の未払いなどがなければとくに問題はないでしょう。

IIJmio

IIJmioは、ほかの携帯会社の不払い者情報を見ることがないため、審査に通りやすいのが利点です。もしほかの携帯会社の審査に落ちたとしても、問題なく通ることが多いのでおすすめです。

プランは2GB・4GB・8GBなどさまざまなプランが用意されているため、自分に合った使い方ができるのが利点です。

もちろん料金も安く、利用しやすい格安SIMといえるでしょう。20GBプランでもわずか2,000円と、ほかの格安SIMに比べても安い料金で利用できます。審査に落ちるかもしれない、という不安があるなら、ぜひIIJmioを申し込んでみてください。

ワイモバイル

ワイモバイルというブランドを聞いたことがあるという人も多くいますが、具体的なことはよくわからないという人もいます。ソフトバンクのサブブランド、いわゆる格安SIMがワイモバイルです。

格安SIMとしてはそこまで安くはありませんが、通信品質が安定しているのが強みです。審査ができるだけ甘いところで、安定した品質の格安SIMを使いたいというのであれば、ワイモバイルがおすすめです。

支払い方法はクレジットカードと口座振替があるため、クレジットカードがないという人でも契約できるのが利点といえるでしょう。

通話料金も国内通話に限るものの、1回の通話につき10分までは無料で使えるのもうれしいポイントです。審査に落ちることはまずないですが、ソフトバンクとトラブルがあった場合には落ちる可能性があるため、気を付けましょう。

だれでもモバイル

だれでもモバイルは、審査が甘いというよりは審査そのものがありません。そのため、身分証と銀行口座があれば、だれでも契約できるのがポイントです。ただし、端末の販売はないため、端末だけは自身で用意しておく必要があります。

契約する前には、docomoかSIMフリーの端末を用意しておきましょう。だれでもモバイルは、料金が安いのもメリットですが、格安SIMにしてはサポートが充実しているので、安心して契約することができます。

ブラックリストに掲載されてしまってほかの携帯会社で審査落ちしてしまった、という場合には、審査のないだれでもモバイルを申し込んでみましょう。

携帯契約は審査のないだれでもモバイルがおすすめ

ソーシャル メディアのスクラブル タイルの近くに Facebook のログイン画面が表示されたスペース グレーの iPhone 6

携帯契約は、審査のないだれでもモバイルがおすすめです。大手の携帯会社の審査に落ちてしまったら、ほかの携帯会社の審査にも落ちる可能性があるでしょう。また、クレジットカードを持っていなければ契約できない場合もあります。

しかし、だれでもモバイルは審査がないため、端末さえ持っていれば誰でも契約することができます。ほかの携帯会社で滞納や強制解約があった場合でも問題なく契約ができるので、ぜひ試してみてください。