携帯の審査が通らなければ、新規契約や機種変をすることができなくなってしまいます。
しかし、なぜ審査が通らないなどということがあるのでしょうか。
審査が通らない原因について、本当に心当たりがないと断言できますか?
本記事では、携帯の審査が通らない原因や対処法について、詳しく解説します。
審査不要の格安SIMも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
携帯の審査は基本的に2種類ある
携帯電話の審査は、主に2種類あります。
それが、契約審査と分割審査です。
どちらのほうが通りやすいのかといえば、契約審査の方が通りやすいでしょう。
とはいえ、携帯の審査に通らないのではないか、と不安を抱えているのであれば、それぞれどういった審査なのかを知っておく必要があります。
①新規契約時の審査
契約審査は、新規契約の時に必要となる審査です。
審査をするのは携帯会社であり、基本的には名義に間違いはないか、書類に不備はないかなどを見られます。
また、支払い能力があるかどうかをみるのも重要な部分となるため、他社で未払いや強制解約履歴があれば落ちる可能性が高いです。
なぜなら、未払いや強制解約履歴があるということは、支払い能力が疑われるということだからです。
支払い能力のない人と契約したいという会社はないため、結果的に審査に落ちてしまいます。
とはいえ、とくに未納や滞納がなければ問題ないので、よほどでない限り気にする必要はありません。
②本体購入時の分割審査
分割審査は、携帯端末本体を購入したときに行われる審査です。
もちろん、端末を一括で購入できるのであれば、審査自体がなくなります。
そのため、審査に落ちる不安を抱えていなくていいのですが、そもそも一括で購入するのは非常に難しいといわざるを得ないでしょう。
なぜなら、通常10万円前後する上に、高いものであれば20万円を超すものもあるからです。
そのような大金を一括で支払えるのなら、そもそも審査に落ちる心配はないでしょう。
分割審査の場合は、10万円以下であれば簡単な審査になり、10万円以上であればかなり厳しい審査になります。
そのため、審査に不安があるという人は10万円以下の端末を購入するようにしてください。
審査に通らない理由と対処法
そもそも、なぜ審査に通らないのかその理由を考えてみる必要があります。
審査に通らないのであれば、携帯電話を所有することができないため、生活に支障が出るという人もいるからです。
そのため、審査に不安があるという人であれば、通らない理由について詳しく把握しておきましょう。
1:申込内容や書類に不備がある
申込内容や書類に不備があると、落とされます。
その場合は、内容や書類に不備がある旨のメールが届くため、やり直すことが可能です。
申込書類に記入するときは、名前や住所、電話番号などに間違いがないかどうかをきちんと確認するようにしましょう。
また、提出する書類に関しては、期限があるものもあります。
たとえば、「3か月以内に取得したもの」などの条件がある場合には、半年前に取得した書類は受け付けてもらえません。
きちんと条件を確認したうえで、書類をそろえるようにしましょう。
2:写真が不鮮明
写真が不鮮明な場合も、審査が落ちる原因の一つです。
たとえば、写真が切れていて重要な部分が写っていない、写真がピンボケしているなどです。
また、陰の落ち具合によっては不鮮明だからといって審査に通らない場合があります。
写真がうまくとれていない場合にも、「再度アップロードしてください」といった通知が届くので、きれいに撮れた写真を送るようにしましょう。
3:支払い方法の選択に不備がある
支払い方法の選択に不備がある場合も、審査に落ちてしまいます。
よく確認することなく、口座振替しかできないのにクレジットカード払いにしてしまったり、その逆だったりすることがあります。
使えない支払い方法を選んでしまうと、審査に落ちるのは当然といえるでしょう。
事前にどのような支払い方法が可能なのかを、把握しておく必要があります。
4:他社から借入金額がある
借入金がある場合も、審査に落ちる可能性が高いです。
クレジットカード払いしか受け付けていない場合は、クレジットカードの会社から審査が入ります。
支払い能力が間違いなくあるかどうかを、確認するための審査です。
しかし、金融機関からの借り入れがある場合は、審査に落ちてしまいます。
なぜなら、借入金がある時点で余裕があるとは考えられず、なおかつ、月々の返済をしながら携帯電話の端末の料金や月額費用を支払うのは難しいからです。
金融機関や信販会社は、借入金についての情報を共有しています。
そのため、自社だけでなく他社からの借入金がある場合も把握でき、支払い能力の有無を判断することができます。
とくに、高額の端末であればなおさら審査が厳しくなるため、通らない可能性が高くなるでしょう。
5:過去に滞納履歴がある
過去に滞納履歴がある場合には、審査が通らない場合があります。
滞納履歴があるということは、コンスタントに毎月支払うだけの能力が足りないと判断されてしまうからでしょう。
自社の滞納だけでなく、他社での滞納履歴も共有されてしまうので、1社で滞納があればほかの携帯会社でも契約ができなくなってしまう可能性が高いです。
6:強制解約履歴がある
強制解約履歴があると、ほぼ新規の契約はできなくなります。
なぜなら、強制解約されているということは、滞納よりもたちが悪く、信頼ができないということでもあるからです。
もちろん、滞納履歴と同じで強制解約履歴も残るうえに他社と共有されてしまうので、基本的に情報共有している携帯会社はすべて審査に通らないでしょう。
7:現在進行形で滞納がある
現在進行形で滞納がある人も、当然月々の支払いができない可能性が高いため、審査に通ることはありません。
自社だけでなく他社で滞納がある人も同じです。
まずは滞納を解消しなければ、審査を通過できないので、いったんすべて生産するといいでしょう。
8:何度も短期契約を繰り返した
キャンペーン目当てなどで、何度も短期で契約と解約を繰り返している人も、新規で契約をするのが難しくなってしまいます。
短期間で何度もそういったことをしてしまうと、信頼できないと感じられてしまうからです。
そのため、常識の範囲内で契約や解約は行うようにしてください。
9:申込内容が間違っている
申し込みの内容が間違っている場合も、審査に通らない可能性が高いです。
たとえば、住所が間違っている場合やレンタルオフィスなどを登録しようとしている場合は、犯罪に関与していることを疑われて審査に通らないことがあります。
そのほか、名前が間違っている場合も同様です。
申込内容は、間違いのないようにしておきましょう。
審査がゆるい格安SIMを8つ紹介
格安SIMの多くは、審査がゆるいことでも知られています。
とはいえ、どの程度ゆるいのか、信頼できるおすすめの格安SIMはどこなのかを見極めることは難しいでしょう。
ここでは、信頼できて安く使え、審査の甘い格安SIMを8つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
だれでもモバイル
だれでもモバイルは、契約しやすく自分名義の携帯が持てることで有名な携帯会社です。
通信速度は安定していて、豊富なプランの中から自分に合ったプランを選ぶことができます。
回線契約のみになるため、携帯電話は別途用意しておく必要があります。
しかし、審査がないという珍しい携帯会社であるため、よほどのトラブルがない限り、安心できるでしょう。
もちろん、怪しい会社などではなく、きちんと国の許可を得ている通信業者のため、心配はいりません。
他社で審査に落ちてしまって携帯が持てなくて困っているという人は、ぜひ申し込んでみてください。
ポケットモバイル
ポケットモバイルもまた、審査のない携帯会社です。
そのため、だれでも申し込めるのが魅力ではありますが、少々月額料金は高くなってしまいます。
少なくとも、格安SIMというよりは大手キャリアと変わらない金額を支払わなければならないでしょう。
それでも、携帯電話を持てないよりはまし、という人も多く、審査がないので安心して申し込めるところは魅力です。
初期費用は無料で、すべてのプランにかけ放題がついているのもポイントといえるでしょう。
ワイモバイル
ソフトバンクのサブブランドで、品質が安定している格安SIMがワイモバイルです。
ワイモバイルでは携帯端末の販売もしているので、契約審査と分割審査の2種類があります。
契約審査は、ソフトバンクやワイモバイルとトラブルや滞納がなければ、基本的に通るでしょう。
しかし、分割審査の場合は借入金などがあれば通らない可能性もあります。
そういった場合は、端末は一括で購入するといいでしょう。
もしくは10万円以下の端末を購入することで、分割審査にも通りやすくなります。
ワイモバイルのプランは3種類しかないので、わかりやすいのも魅力です。
よくわからない格安SIMはちょっと心配、という人にはおすすめといえます。
IIJmio
IIJmioは、プランを自分に合わせて調節できるタイプの格安SIMです。
データ容量やSIM機能、通話オプションがそれぞれ豊富に用意されていて、好きなように組み合わせることができます。
とくにオプションにはさまざまなものがあり、通常の使用に加えて子どもの見守りサポートや携帯端末に付ける保証などもあり、付けておくと使い勝手がよくなる機能が多くあります。
データ量が多い方がいい人や月額料金をなるべく抑えたいという人にも、使いやすいのがポイントです。
データ量は多い方がいいけど無駄なく使いたい、という人のためにもギガプランが用意されています。
余ったデータは翌月に繰り越すことができるため、データ使用量にムラがあっても無駄なく使用することができるのがうれしいポイントです。
イオンモバイル
イオンモバイルは、全国どこのイオンモールでも申し込みや相談ができるのが特徴です。
月額料金も安く、3GBで月額1,078円(税込)から使用できるのが大きな魅力といえるでしょう。
20GBでも月額2,178円(税込)で使用できるため、月額料金が高くて困っているという人にはおすすめです。
審査自体はそこまで厳しくはなく、基本的には名義が間違っていないか、MNP予約番号の期限が切れていないかなどを見るくらいです。
他社で不払いがあっても審査には影響しないため、審査に不安があるならおすすめといえるでしょう。
楽天モバイル
楽天モバイルは、楽天グループが展開しているサービスの一つで、格安SIMの中でもとくに安い月額料金が魅力となっています。
月額基本料金は1〜3GBまで1,078円(税込)となっているため、データ容量をそこまで必要としないのであればおすすめです。
また、大容量を使いたいという人の場合でも20GB以上の月額料金は3,278円(税込)となっているのがポイントです。
かなりやすく利用できるので、大手キャリアの月額料金を支払うのが厳しい、毎月の費用に余裕が欲しいという人にはおすすめです。
第4のキャリアと呼ばれるほどの規模で展開している割には、審査もそこまで厳しくないため、楽天グループのサービスをよく利用するという人は申し込んでみるといいでしょう。
支払い方法に、口座振替とクレジットカードだけでなく、デビットカードでの支払いやポイント払いも入っているのも他にない特徴です。
UQモバイル
UQモバイルは、auのサブブランドなので品質が安定しているのと、信頼感があるのがポイントの格安SIMです。
3つのプランがあるだけでなく、それぞれのプランにデータ通信量増量プランをつけられるのがポイントです。
既存のプランでは少し足りないけどワンランクあげるほどではない、と悩んでいる人におすすめといえるでしょう。
審査自体もそこまで時間がかかりませんので、よほどでない限り通るので安心です。
ただし、auとトラブルがあった場合には、審査に通らない可能性も考えられます。
審査が気になるならだれでもモバイルを検討しよう
「携帯の審査に通らないかもしれない」そんな不安を抱えているのであれば、審査がなくて誰でも契約できるのが特徴の、だれでもモバイルに申し込んでみてください。
審査に不安がある、という人は何かしら審査に通らないことを懸念する理由があるのでしょう。
解消できない理由があるのなら、他社では審査に通らない可能性が高いので、携帯電話の契約を本人名義でしたいのなら、だれでもモバイルのような審査のない会社がおすすめです。