携帯料金を滞納するとどうなるのかが気になっている、という人も少なくないでしょう。
実際のところ、なんとなく知ってはいるけど具体的にはわからないという人も少なくありません。
本記事では、携帯料金を滞納したらどうなるのか、どのようなリスクがあるのかなどを詳しく解説します。
携帯料金を滞納しないための方法も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
携帯料金を滞納するとどうなる?
そもそも、携帯電話を滞納するとどうなるのかを知っている、体験したことがあるという人はそこまで多くはないでしょう。
漠然とは知っていても、詳しくは知らないという人もいます。
また、携帯電話会社によって、滞納になった後の流れは同じであっても支払いまでの期間が違ってくるため、注意が必要です。
ここでは、大手携帯会社それぞれの、料金を滞納したときの対処について詳しく解説します。
ドコモの場合
大手3社の中で、ドコモの料金を滞納してしまった場合は、いつ回線が止まってしまうのか気になる人も多いでしょう。
ドコモの場合は、基本的に月末締めの翌月末払いとなっている人が多いのではないでしょうか。
口座引き落としにしている場合で、もし引き落としができないという場合には、「引き落としができなかったので再度引き落としをおこないます」という旨のメールが送られてきます。
その場合は、翌月の15日に引き落としがかかるので、それまでに滞納している金額を入れておくようにしましょう。
それでも引き落としができなければ、月末には回線停止してしまう、という旨のメールが来ます。
口座引き落とし以外の方法で支払っている場合は、引き落とし日がカード会社などによって違ってきますが、引き落としができなかった翌月の15日を過ぎると、再引き落としの案内はなく突然回線停止の連絡メールが来るので注意しましょう。
回線停止の前に、コンビニなどで簡単に支払いができる払い込み用紙が届くので、用紙が届き次第速やかに支払うことをおすすめします。
もし回線停止になってさらに督促状が届いても支払いをしなければ、強制解約となってしまうからです。
auの場合
auの場合は、月末締めで翌月の25日~月末の支払いであることが多いでしょう。
料金を滞納してしまったら、翌月の5日前後に支払いがなかった旨のメールと、最終支払日が記載されたハガキが届きます。
ハガキが届いたら、すぐに支払うようにしましょう。
auは滞納に厳しく、はがきが届いた約5日後には回線が停止してしまいます。
つまり、猶予がほとんどないというわけです。
もちろん、きちんと支払い日に払えるようにしておかなくてはならないものなので、仕方のないことともいえます。
ちなみに、回線が停止しても支払いをすれば復活できます。
回線停止をしても支払いをしなければ、回線停止の翌月末くらいには強制解約となってしまうため、気を付けてください。
auは回線停止までがスピーディーなので、支払いを滞納しないことが重要です。
支払金額がわからない、口座に入っているお金で対応できるか不安という人は事前に確認しておくといいでしょう。
ソフトバンクの場合
ソフトバンクの場合も、支払いを滞納してしまったからといってすぐに回線が止まるわけではありません。
ついつい口座に入金し忘れていた、という人もいるからです。
ソフトバンクで口座から引き落としができなかった場合は、1週間後くらいに請求書が届きます。
請求書には、金額のほかに支払期限が記載されているので、期限までに支払うようにしましょう。
期限までに支払いができなければ、回線が停止されます。
ソフトバンクの場合は、支払期限が1週間後くらいに設定されているので、滞納から回線停止までは、約2週間程度と考えておくといいでしょう。
短すぎるというわけではありませんし、故意に支払いをしていない場合以外なら問題なく支払いが可能な日数が設けてあります。
回線停止されても支払いがない場合は強制解約となってしまいます。
携帯料金を滞納したときのリスク
携帯料金を滞納するということは、実はよくあることです。
口座にうっかりお金を入れ忘れた、という経験がある人は少なくないからです。
もちろん、支払い通知が来た時にきちんと支払えているのであれば問題ありません。
しかし、お金がないなどの理由で支払うことができなければ、どのようなリスクがあるのでしょうか。
支払いをしなくてもとくにリスクがないなら、だれも支払いをしなくなってしまいます。
ここでは、携帯料金を滞納したときのリスクについて詳しく解説します。
利用停止や強制解約
携帯料金を滞納すると、回線の利用停止措置や強制解約をされてしまう恐れがあります。
しかし、回線の利用停止といっても支払いがなければすぐにでも、というわけではありません。
それぞれの携帯会社によって、回線停止や強制解約までの期間が違ってきます。
また、回線停止前には、どの携帯会社もきちんと督促状や警告通知・支払通知書が届くので、もし支払いを忘れていただけ、うっかり口座にお金が足りていなかっただけというのであれば、支払通知書が来たらすぐに支払うことをおすすめします。
支払い通知のメールやハガキが届いても無視してしまうと、回線の利用停止だけでなくその先の強制解約までなってしまうとさまざまなリスクが発生するので気を付けましょう。
残りの金額を一括請求される
料金を滞納し、回線停止まで行ってしまうと、支払いが残っている分をすべて一括で支払うことにもなりかねません。
分割なら払えていた金額も、一括請求となると払えなくなってしまったという人も少なくないでしょう。
一括請求になる場合は、携帯電話の滞納料金だけでなく、端末を分割払いにしている場合は、端末代金の残りも一緒に一括で請求されることになるからです。
そのため、回線停止になる前に滞納分を素早く支払うようにした方がいいでしょう。
延滞利息・遅延損害金
延滞したままでいると、延滞利息・遅延損害金等が発生します。
金利はかなり高くなるため、結局のところ余分に多くお金が取られてしまうのです。
本来、期日までに支払っておけば発生するはずのない利息なので、かなりもったいないでしょう。
そのため、延滞利息・遅延損害金が発生しないようにきちんと期日には支払えるように準備しておくことが重要です。
ブラックリストに載る
携帯料金を滞納してしまったまま放置してしまい、回線停止や強制解約までなってしまうと、携帯会社のブラックリストに載ってしまいます。
銀行や信用金融機関のブラックリストとは違って、携帯電話会社で共有する不払い者リストです。
リストは多くの携帯会社で共有されているため、掲載されてしまうと共有している携帯会社のすべてで契約ができなくなってしまうでしょう。
財産が差し押さえられることも
回線停止後に強制解約をしてもまだ支払いをしなければ、裁判になってしまいます。
そうなると、財産が差し押さえられることにもなるため、そうなる前に支払いをすることをおすすめします。
また、回線停止までいってしまうと同じ名義にしているほかの端末やインターネットなども停止してしまうので注意が必要です。
携帯料金が支払えそうにないときはどうする?
帯料金を支払いたいけど、どうしてもすぐに支払うことができない、というときもあります。
しかし、携帯料金が支払えないときには、どうすればいいのかと気になる人もいるでしょう。
携帯料金が支払えない場合にどうすればいいのかを、知っておきましょう。
キャリアと話し合う
支払いをしなければならないのにお金がないといったときには、キャリアと話し合うようにしましょう。
回線停止にはなったとしても、きちんと話し合うことで強制解約まではいかない場合もあります。
すべての支払い催促メールや督促状などを無視してしまうと、裁判になってしまうこともあるため、そうなる前に話し合いでできるだけ解決するようにしてください。
弁護士に相談
どうしても支払いができない、というときには、弁護士に相談してみてください。
相談だけなら無料で受け付けているところもあるので、ひとまずそういったところに相談し、解決策を考えてみましょう。
もし携帯料金を滞納してしまったら?
もしも携帯料金を滞納してしまったら、どうすればいいのかを知っておく必要があります。
携帯会社にしても、ボランティアではないので、携帯料金を滞納したままあの回線をそのまま使ってもらうことができません。
そのため、2~3か月で強制解約まで行ってしまいます。
回線停止や強制解約まで行かないようにするために、滞納をしてしまったらどうすればいいのかを知っておきましょう。
キャリアからの連絡に応じる
キャリアからの連絡には、必ず応じるようにしましょう。
もしもキャリアから連絡があったときに、すべての連絡を無視してしまうと心証も悪くなってしまっていざ話し合いをしたいと思ったときに要望を聞き入れてもらえない場合もあります。
そのため、必ずキャリアからの連絡には応えるようにしておきましょう。
督促が来たらすぐに支払う
支払えるお金がある場合には、督促が来たらすぐに支払うようにしましょう。
督促状が来ても支払いをしなければ、回線停止も強制解約も止めることができません。
携帯料金を滞納しないためには?
携帯料金を滞納しないためには、毎月の支払いに余裕を持っておく必要があります。
そうでなければ、支払う金額自体を少なくすることが重要です。
どうすればいいのかを、詳しくみていきましょう。
キャリア決済はNG
便利でついつい使ってしまいがちなキャリア決済は、NGです。
金額を最低限に設定して、できるだけ使わないようにしておきましょう。
キャリア決済を使うと、知らず知らずのうちに大きな金額を使ってしまうので注意が必要です。
1回1回は小さい金額であっても、積もり積もって大きな金額になってしまいます。
何気なく決済を使って、「こんなに大きな支払いをしたかな」などということにもなりかねません。
そのようなことにならないためにも、キャリア決済はできるだけ使わないようにしましょう。
プランを見直す
プランを見直すことも、重要です。
必要のないデータ量や不要なサービスを契約していないかを見直すことで、月額料金を安くすることができるでしょう。
月額料金を支払えないほどであるなら、最低限のプランにしておくことをおすすめします。
中古の端末を購入
機種変更をする場合には、中古の端末を契約するのもおすすめです。
新規の端末は、10万円以上することも珍しくないからです。
端末代金を分割して支払うことで、月々の支払いの負担が大きくなってしまいます。
そのようなことにならないためにも、あまり余裕がないのであれば端末はできるだけ安い中古品を購入するといいでしょう。
一括で支払える金額の端末にすることで、月々の支払いを減らすことができます。
格安SIMに乗り換える
格安SIMに乗り換えるのも、一つの手段です。
大手キャリアであれば、どうしても月額の基本料金が高くなってしまうことが多いです。
しかし、格安SIMに乗り換えることで、最低限のプランにしておけば毎月の料金が3割程度に抑えられるという人も少なくありません。
そのほか、サービスによっては買い物で貯めたポイントを利用することもできるため、うまく活用すればお金を掛けずに使うこともできます。
そのため、携帯の月額料金が高くて負担、という人は格安SIMを検討してみるのもおすすめです。
Wi-Fiを活用
Wi-Fiを活用してみるのも、いいでしょう。
Wi-Fiを使うことで、通信費用が抑えられます。
とくに動画やオンラインゲームをする場合には、Wi-Fiがおすすめです。
なぜなら、動画やオンラインゲームなどを利用すると、データ通信量があっという間に加算されていき、料金も跳ね上がっていくからです。
Wi-Fiを自宅で利用するにはそれなりに費用が掛かりますが、携帯電話が何台もある場合やパソコンでインターネットを使っているのであれば、Wi-Fiを使うほうがお得になります。
そのほか、カフェなどではフリーのWiFiが使えるスポットもあるので、なるべくそういったところで利用するのも一つの手段です。
Wi-Fiをうまく活用することで、月額料金を安くできるでしょう。
だれでもモバイルなら他社の料金滞納でも契約可能
回線停止から強制解約まで行ってしまった、という場合には、これまで使っていた携帯会社だけでなくほかの会社とも契約できない場合がほとんどです。
そういったときには、だれでもモバイルであれば、携帯電話の契約をするときに審査が必要ありません。
そのため、他社で強制解約になったとしても、携帯電話の契約をすることができます。
どうにもならなくて強制解約までいってしまった、というときにはだれでもモバイルに申し込んでみてください。
携帯電話がないといざというときに困ってしまうので、だれでもモバイルで自分の携帯電話を持てるようにしましょう。