生活保護中にスマホ料金を抑えるコツは?基本知識やおすすめサービスを紹介

スマホは、自治体や国からのサポートを受けながら生活をしている生活保護受給者の方にとっても必需品。ケースワーカーや家族との連絡手段がないと、外出なども億劫になりますよね。

しかし、生活保護を受けていてもスマホを持てるのか。またどのようなサービスなら審査をクリアして持てるかなどの不安をクリアしてから契約をしたいと思うものです。

今回は生活保護受給者の方に向けて、スマホを持てるかなどの基準や所持後の注意点にくわえて、審査がなくてもスマホが持てるサービスなどを紹介します。

生活保護受給者でもスマホは持てる?

生活保護受給者になると持ち家や車などを持つことを禁止されます。また、近年スマホの価格は高騰化していることからスマホも贅沢品に該当すると考える方も多いのではないでしょうか。

生活保護受給者がスマホを持つ時の注意点

生活保護受給者でもスマホを持つことはできますが、支払いや利用に制限がかかっています。所有時は以下4つの注意点を参考に所有するようにしましょう。

支払いは引き落としや請求書払いのみのため注意

近年のスマホ契約はクレジットカード払いであることが多いですが、生活保護受給者の中にはクレジットカードを持てない方も多くいます。

クレジットカードが契約できない場合は銀行口座の引き落とし、または請求書払いを選ぶようにしましょう。

機種の分割支払はできる?

スマホの本体を買い換える時は一括払いと12〜36回の割賦に分けて支払う分割払いのどちらかを選べます。近年は本体の価格高騰化から分割払いを選ぶ方が増えていますが、10万円以上の分割の審査は生活保護受給者でなくても通らないことも。

10万円以上の分割の審査は、過去のスマホ代の支払い状況や現在の年収も加味して審査されることを念頭におきましょう。

事前に審査が通るか確かめられる?

携帯の契約を行っても審査が通らなかったら、店舗来店や契約の説明を聞く時間が無駄に感じてしまいますよね。契約が通るか不安な方は、各通信キャリアが提携している信用調査機関に開示請求を送ると、審査が通るか事前に確かめることができます。

  • CIC(割賦販売法・賃金業法指定慎重情報期間)
  • JICC(日本信用情報機構・指定信用情報機関)
  • KSC(全国銀行個人信用情報センター)

審査の可否を確かめたい時は、各信用情報機関のリストに検討している通信キャリアが掲載されているかを確認し、掲載していたら本人開示を行いましょう。インターネットから申し込めるため、手軽に行えますよ!

スマホ決済サービスは使える?

スマホ決済サービスは手元に現金がないときでも買い物を行えるため、生活保護受給者にとってのメリットが大きいと感じることも多いのではないでしょうか。

しかし、多くの決済サービスはクレジットカードと連携して支払いを行うため、生活保護受給者の場合は使えない可能性が多々あります。利用したい場合は事前にチャージして使えるものを選ぶか、デビットカードに対応しているものを選びましょう。

生活保護受給者がスマホ料金を抑えるコツ

生活保護受給者が毎月受け取れる料金は1人あたり毎月10〜13万円前後と決まっているため、なるべく毎月の決まった出費を抑えて生活したいものです。

ここからは毎月のスマホ代を抑えながら使うコツを3点紹介します。

格安SIMなどをSIMのみの契約で使う

従来の携帯の契約はSIMカードと本体をセットで購入することが絶対条件でしたが、近年はSIMカードのみでの契約も普及し、格安SIMが一般化しつつあります。

格安は毎月1,000〜5,000円前後でパケット通信をしっかりと使えることにくわえて、機種の審査が不要。また、機種がセットの場合も10万円以下で購入できるため、分割審査が比較的通りやすいのもポイントです。

プリペイドスマホを使用する

支払いが後払い形式のものだと使いすぎてしまう方や、パケット通信を使いすぎる習慣を改善したい方にはプリペイドスマホの利用もおすすめです。

先払い形式でチャージした料金分のみの使用のため、出先でパケットや通話料を使い切ってしまうと利用できなくなりますが、先払いだからこそ利用料金の可視化をしやすく、使いすぎを防げます。

以下のコラムにもプリペイドスマホの概要を掲載しています。ぜひ参考にしてください。

プリペイドスマホの使い方は?メリット・デメリットや類似サービスを解説

審査が通らない場合はスマホレンタルもおすすめ

過去5〜10年間の間に自己破産を起こしたり利用料金未払いによる強制解約になったりしている方は、契約の審査が通らないことがあります。

そんな方にはスマホレンタルの使用がおすすめです。後述ではスマホレンタルのメリットなどを解説しています。ぜひ参考にしてください。

誰でも使えるスマホレンタルのおすすめポイント

スマホレンタルは一定の日数のみスマホの台数を用意したい企業や、副業などを行っている方向けに展開されていましたが、近年は審査がブラックになってしまった方からの注目も集めています。

ここからは、スマホレンタルが生活保護受給者の方にもおすすめな理由を紹介します。

本人名義でスマホが持てる

スマホレンタルは、各社が用意しているSIM カードや本体を一定期間貸与して使用するサービスですが、銀行口座と身分証があればすべての方が本人名義のスマホを持てるサービスとなっています。

クレジットカードを持っていなくて格安SIMを持てない方や、全てのキャリアで審査が通らない方にもおすすめです。

パケット定額制のため通信速度の心配がない

スマホレンタルはプリペイドスマホのチャージがすぐに切れてしまう方や、自宅でWi-Fi回線を契約しておらずパケットを多めの容量で契約したい方にもおすすめです。

契約の変更も店舗来店不要でスムーズに行えることにくわえて、チャージの必要もないため、出先でも快適に利用できます。

通話し放題つきはケースワーカーとの連絡が就職活動中も◎

生活保護期間中は、ケースワーカーとの連絡や就職活動などのやりとりで通話回数が増えるものです。しかし、ビジネス時にLINEなどの通話を行うのは億劫に感じますよね。

スマホレンタルはかけ放題プランがついているものも多いため、ケースワーカーや家族との連絡が多い方にもおすすめです。

手持ちのSIMフリー端末ですぐに使える

新しい機種に買い換えるとデータ移行や初期設定、操作を覚えるのも手間に感じる方も多いでしょう。

多くのスマホレンタルはSIMフリーのスマホに専用のSIMカードを挿して利用することを推奨しており、手持ちのスマホですぐに使うことができるのもポイントです。

生活保護中もレンタルスマホで生活を便利に

今回は生活保護でスマホの料金を抑えて使いたい方に向けて、使用時の注意点や安くスマホを使う方法をお伝えしました。

スマホの購入や分割が難しい方でも、スマホレンタルサービスなどを選択肢に入れることで、パケット使い放題で持つことができます。さまざまなサービスを見て検討しながらスマホ代を抑えて使ってみてください。