債務整理をしているけど、携帯契約は可能かどうか知りたい、という人もいるでしょう。
債務整理をすると、ブラックリストに載ってしまうから携帯契約はできないのでは、と感じてしまう人もいます。
しかし、ブラックリストに載っているからといって、必ずしも携帯契約ができないというわけではありません。
本記事では、債務整理をしていても契約できる理由について詳しく解説します。
また、審査のゆるいおすすめの格安SIMも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
債務整理をしても携帯が契約できる理由
「債務整理をしたら、携帯も解約されてしまうのではないか」と思っている人もいるでしょう。
しかし、債務整理をしたからといって、必ずしも携帯を解約しなくてはならない、もしくは携帯を契約できないということはありません。
ここでは、債務整理をしても携帯が契約できる理由について詳しく解説します。 債務整理が必要かもしれない、という人はぜひ参考にしてみてください。
債務整理は金融機関のブラックリスト
債務整理は、金融機関のブラックリストに関係します。
信用金庫や銀行などが共有している債務者や滞納者のリストであり、携帯の契約とは関係がありません。
分割審査などでクレジットカード払いをするときに、信販会社が参考にするリストではあるものの、携帯の契約審査は別です。
そのため、分割審査に通らないことはあっても直接携帯の契約には影響しないのです。
滞納しなければ携帯契約には影響なし
携帯の契約に直接関係があるのは、携帯電話の料金の滞納や未納、強制解約などの履歴です。
とくにそういった滞納や未納がなければ、債務整理をしても携帯電話の契約自体に影響を及ぼすわけではありません。
そのため、底まで心配しなくても大丈夫です。 回線契約だけなら、問題なく通る可能性の方が高いでしょう。
端末の分割審査は通らない可能性が高い
先ほど述べたように、携帯の契約審査は問題なく通る可能性が高いですが、端末を購入するときの分割審査には通らない可能性が高いです。
分割審査には、金融機関のブラックリストが影響するため、債務整理をしてしまうと「支払い能力がない」と判断されてしまうためです。
端末が10万円以下であれば通る可能性もありますが、必ず通るというわけでもありません。
携帯契約に債務整理の影響があるのか
携帯契約に債務整理の影響があるのか、これから債務整理をしたいという人にとっては重要な問題です。
携帯電話がなければ、就職活動はままならず、日常生活にも影響が出てしまうからです。 そのため、債務整理の影響がどこまで出るのかを詳しく解説します。
端末料金を一括で払うなら購入自体に影響ない
分割審査には債務整理の影響が出て、審査が通らない可能性の方が大きいです。
しかし、端末を分割せずに一括で購入するのであれば、問題なく購入できます。
もっとも、端末は10万円前後とかなり高額であり、高いものになると20万円を超すものもあるほどなので、一括で支払うのは難しいでしょう。
そのため、端末を購入するなら高額な新品ではなく、安価な中古品にしておくのがおすすめです。
機種変更に影響は?
端末さえあれば、機種変更に影響はありません。
ただし、端末の購入も合わせて考えるなら、分割審査が通らないので一括購入するしかないでしょう。
機種変更自体は可能なので、端末をどうするのかがネックになります。
契約の見直しに影響は?
契約の見直しにも、特に影響はありません。
契約の見直しに影響が出るのは、携帯ブラックリストの方なので、債務整理は本人の口からいわない限り、携帯会社にはわかりません。
そのため、とくに問題なく契約の見直しやプラン変更は可能です。
他社へ乗り換えは可能なのか
他社への乗り換えに関しても、債務整理の影響はありません。
そもそも、携帯会社が個人的な事情まで知ることはできないためです。
他社であっても携帯会社と金銭トラブルがあった場合にはすぐにばれてしまい、契約に影響が出ますが、そうでなければ問題ないことがほとんどです。
債務整理後も携帯を使いたい場合
債務整理後も携帯電話を使いたい、そう思うのは当然のことです。
携帯電話がなければ、日常生活に支障が出る場合もあるからです。
しかし、本当に債務整理をしても携帯電話を使い続けるのに影響はないのでしょうか。
ここでは、携帯電話を使い続けるにはどうすればいいのかについて、詳しく解説します。
任意整理がおすすめ
債務整理をするなら、任意整理がおすすめです。
なぜなら、任意整理であれば機器本体を債務整理の対象から外すことができるからです。
機器本体を債務整理の対象にしてしまうと、契約が解除されてしまう可能性が高いからです。
債務整理の中でも個人再生や自己破産にしてしまうと、機器を債務整理の対象から外すことができません。
そのため、任意整理にして、機器を債務整理の対象から外す必要があります。
とはいえ、もしも生活の必需品だと裁判所に認められたなら、取り上げられない可能性もあります。
しかし、必ず残るとは断言できないため、できれば任意整理にして携帯の端末を整理対象から外すようにしましょう。
携帯電話本体、利用料金の債務整理はやめておこう
債務整理をするときには、携帯電話の本体や利用料金を整理対象にすることもできます。
しかし、それをしてしまうと携帯電話の契約を継続できない可能性が高く、リスクが高いです。
携帯電話がなくては困ることは、日常生活にはたくさんあります。
そのため、携帯電話はなるべく手放さない方向で話を進めるようにしてください。
また、たとえ債務整理で分割にしても携帯電話の利用料金や端末代は分割にできる期間が短く、月々の支払いにほとんど影響を与えることができません。
携帯料金の滞納・未納はしない
たとえ、端末や利用料金が債務整理から外せたとしても、携帯料金の滞納や未納をしていては意味がありません。
携帯電話料金の滞納や未納があれば、そのまま債務整理中に強制解約になってしまう可能性もあるため、必ず支払いはするようにしてください。
支払いができなければ、結局解約して携帯電話を手放さなければならなくなってしまいます。
携帯契約する場合は支払い方法に注意
債務整理中に携帯契約する場合は、支払い方に注意する必要があります。
支払いを、クレジット払いにすることができない可能性が高いからです。
そのため、クレジットカード払い以外ができる携帯会社と契約する必要があります。
クレジットカードではなくても口座振替が可能なところやデビッドカード払いが可能なところもあります。
とくに格安SIMは、支払い方法もさまざまなので、安くてクレジットカード払い以外ができるところを探して契約しましょう。
もし、携帯電話料金の滞納や未納をしてしまった場合には、審査のゆるいところがおすすめです。
携帯電話会社の不払い者情報に加入していないところであれば、問題なく契約ができるでしょう。
債務整理中には審査のゆるい格安SIMがおすすめ
債務整理中に持てるスマホは少なくありませんが、信頼できてなおかつ安く、契約しやすいとなると格安SIMがおすすめです。
格安SIMと一口にいっても、それぞれ特徴があり、信頼感も違ってきます。
また、すべての格安SIMが審査がゆるいというわけではありません。
ここでは、債務整理中でも契約しやすい格安SIMを紹介するので、ぜひ検討してみてください。
①だれでもモバイル
だれでもモバイルは、審査のない携帯会社です。
といって怪しい業者というわけではなく、総務大臣認定の電気通信事業者なので安心して契約することができます。
豊富なプランの中から、使い方に合わせて選べるのもうれしいところです。
端末は自身で用意する必要がありますが、だからといって新品でなくてはならないということはありません。
SIMフリーになっているかロックを解除すれば、これまで使っていた端末も使うことができるでしょう。
なるべく初期費用を抑えたいのであれば、安い中古のスマホを一括で購入するのもおすすめです。
②楽天モバイル
楽天モバイルは、安くスマホを使用したいという人にはおすすめです。
一人で5回線までは契約することができ、18歳以上なら審査を通過できる可能性が高いです。
基本的にはデータ容量によって料金が変わってくるものの、とにかく容量が大きくないと困るという人には、データ容量無制限のプランもあります。
定期的にさまざまなキャンペーンを開催しているので、申し込みの前には必ず公式ホームページでお得なキャンペーンがないかチェックしておくといいでしょう。
契約初期費用は必要なく、支払い方法も多様であるため、自分に合った使い方ができる携帯会社です。
③LINEMO
LINEMOは、月額990円で3GB使えるミニプランが魅力的な格安SIMです。
ソフトバンクの格安SIMブランドであり、使い勝手のいい携帯です。
ただし、端末の販売はしていないため、別途購入が必要です。
契約初期費用は必要ないので、その分を端末購入費に充てるのもいいのではないでしょうか。
新品は高額になるものの、中古であれば一括で購入できる金額のものも多くあるため、おすすめです。
もしもデータ容量が大きい方がいいということであれば、月額料金2,728円で使える20GBのスマホプランもあるので、使い方に合わせてプランを選ぶようにしてください。
④イオンモバイル
イオンモバイルは、インターネットがなくても店頭で申し込むことが可能なので、ネット環境がない・ネットをつけないという人でも、契約できるのが魅力の格安SIMです。
とくに、債務整理中でパソコンがないという人にはおすすめできます。
全国のイオンモールであればどこでも契約ができるため、ぜひ立ち寄ってみてください。
支払いはクレジットカードのみになりますが、イオンをよく利用するという人であれば、イオンのクレジットカードで支払いをすることでポイントも貯められます。
お得に使うことができるので、ぜひ試してみてください。
⑤mineo
mineoのメリットは、たとえその月のデータ容量を使い切ってしまったとしても、他の人からの寄付で1GBまで追加でき、リスクなく使用できます。
もちろん自分がデータ容量に余裕があるときには1GB入れることになりますが、消えてなくなるよりはいいでしょう。
また、それでもデータ容量を使い切ってしまって低速になってしまったという人には、節約モードを使用できます。
節約モードとはいっても、最大通信速度1.5Mbpsとなっているため、ストレスなくネットを使うことができるでしょう。
プランに関してはいくつもの種類があり、自分に合ったプランを見つけることができます。
mineoでは、お試しで使えるプランがあるため、使ってみることで自分に合っているかどうかやストレスなく使える速度かどうかを確認することができます。
まずは一度、お試しで使ってみてください。
⑥IIJmio
IIJmioは、さまざまなオプションが充実しているのが特徴の格安SIMです。
ギガプラン専用のアプリであるMy IIJmioがあり、現在使用しているデータ量などを簡単に確認することができます。
追加でデータ量を購入することもできるので、毎月使用するデータ量に差があるという人にはおすすめといえるでしょう。
スマホの端末も販売しているので、無理に事前に用意しておく必要もありません。
審査は厳しくはなく、IIJmioとのトラブルがなければ審査に落ちる可能性は低いでしょう。
ただし、書類に不備などがあれば審査に通ることはできないので、出す前には一度確認しておくのがおすすめです。
⑦トーンモバイル
トーンモバイルには、プランは一つしかないため、シンプルでわかりやすいのが特徴です。
月額料金は1,100円と安い割に、さまざまなサービスが充実しています。
動画以外のデータ容量が無制限で使えるのも、その一つです。
動画もたまには必要という人には、1GBのデータ容量もついているので、容量以内であれば密封することができます。
それ以上に動画が必要というときには、有料のチケットを購入することで、視聴が可能です。
動画はたまに見るくらい、という人であれば、必要な分だけ購入できるチケット制度はおすすめです。
また、電話番号を2つ貰うこともできるので、会社と友人・家族と使い分けたいという人にもおすすめです。
債務整理中は審査のないだれでもモバイルがおすすめ
債務整理中でも、携帯電話の契約は問題なくできます。
しかし、クレジットカード払いはできない可能性があるため、そういったときには口座振替で支払いができる携帯会社を選ぶ必要があります。
また、これまで使っていた携帯の料金を滞納したまま、もしくは強制解約になってしまったというときには、審査に通らない可能性が高くなってしまうため、注意が必要です。
そういったときには、審査がなくても契約できる、だれでもモバイルがおすすめです。
だ それでもモバイルは、支払い方法も口座振替となっているので、クレジットカードがなくても支払いが可能です。
債務整理中に携帯電話の契約をしたいのであれば、ぜひだれでもモバイルを検討してみてください。