水道代を支払い忘れたら水道はいつ止まる? 支払い期限を過ぎたときのリスクと対処法

生きるために必要な水といえど、水道代を一定期間支払っていないと給水が停止されてしまい水道を止められて水が出なくなってしまいます。支払いを忘れてからすぐに止められる訳では無いですが、延滞金がかかったり等リスクもあります。

この記事では水道代を払い忘れたらどうすればいいか、給水停止までの流れに付いてをまとております。

水道代を払い忘れととどうなるのか?

水道代金は、2ヶ月に1回請求される仕組みになっています。支払い期限までに支払う必要が有り、請求書が発行されてから10日が支払いの期限と一般的になっています。地域によって支払い期限は条例で定められており、自治体によって支払い期限は変わりますがおおよそどこもこの期日になります。 水道代を支払期日迄に支払わなかった場合は主に、3つのリスクがあります。
  • 水道が止められる
  • 遅延損害金・延滞金がかかる
  • 差し押さえのリスクがある

水道代の未払いで水道が止められる

水道代を払い忘れてしまっていたり、未払いをしていてもすぐに水道が止められるわけでは有りませんが支払い期限を一定期間すぎると水道が止められてしまいます。 水道が止められると、生活に大きな影響を与えてしまいます。
  • トイレが使えない
  • お風呂に入れない
  • 食器が洗えない
  • 食材を洗えない
  • 選択が出来ない
等々、様々な面で生活に影響がでてしまいます。また水道は自分でも開栓を調べれば出来る様子ですが無断で開栓したら刑罰の対象となり逮捕されてしまいますので絶対に行わないようにしましょう

水道代未払いをすると遅延損害金や延滞金がかかる場合がある

水道代を決められた期日までに支払わなかった場合は、本来の料金とは別に遅延損害金、延滞金が発生してしまう可能性があります。 遅延損害金は下記で計算出来ます。 水道料金×年利率×遅延日数÷365日 支払い期限の翌日から支払った日までの日数に応じて遅延損害金はかかってしまいます。そのため支払いが遅れれば遅れるほど遅延損害金や延滞金の金額が高くなってしまいます。 遅延損害金や延滞金の利率や金額については自治体によって違いますが、ほぼ全ての自治体で金額がかかってしまうといっても過言ではないでしょう。

水道代の未払いをすると差し押さえのリスクがある

水道代を払っていないと、水道が止められるだけと思っている人もいるかもしれませんが、行政は甘くありません。水道代の未払いが続く場合は、最終的に財産を調査されて差し押さえなどの法的措置を取られてしまう可能性があります。 差し押さえとは、給料や銀行口座の預金等になり、特に給料になると会社にもバレてしまうことになります。そのため、会社での信用を失ったりもするのでかなり厳しい状況に陥る可能性があります。

水道代を払い忘れてから水道が止まるまでの期間

水道代金を支払い忘れてから、一定期間を経過しても支払っていない場合にのみ、水道が止まってしまいます。水道代の支払いが未払いになってから給水停止までの一般的な流れは下記になります。 1、督促状・催告状が届く 2、給水停止予告通知が届く 3、給水が停止される

水道代の未払いで督促状や催告状が届く

水道代を払い忘れてから一定期間しても支払わない場合は自治体から督促状や、催告状が届くことになります。督促状には新しい支払い期限と支払い方法が記載されていますので、督促状が来た時点ですぐに支払いましょう。 バーコードが印字されているタイプの督促状の場合は、コンビニでも支払うことが可能になります。 また、水道代を口座振替でいつも支払っており、残高不足で支払えなかった場合は再振替される場合も自治体によってはありますので、お住まいの水道局へ確認しましょう また、水道代の督促は書面だけではなく訪問でも行われることがあります。水道局の職員は毎月水道のメーターを確認しているため、メーター確認の際に水道局の職員から対面での督促をされる場合もあります。

水道代を未払いしていると給水停止予告通知が届く

督促状や催告状の納付期限を過ぎても支払っていない場合は、給水停止予告通知書が自宅に届きます。 この給水停止予告通知は、期限が定められており、この期間迄に水道代を払わないと給水の停止をするという最終勧告の書類となります。 ただの脅しの文章ではなく、実際に水道は止められてしまいますのでこの通知がきたらまず優先的に支払うことをおすすめ致します。

水道代を未払いしていると水道が止められる。

給水停止通知に記載された期日を過ぎても支払いがされていない場合は、給水が停止されて水道が利用できなくなってしまいます。 水道代は分割で払うということができず、水道代の滞納分を全額支払うまで水道が再開されることがありません。 そのため、しばらくの間は生活にかなり大きな支障がでてしまうことになります。

水道代を払い忘れた場合に知っておきたいこと

水道代の未払いは信用情報に影響されるのか?

水道代を銀行口座引き落とし、現金で支払っている場合は仮に払い忘れても信用情報期間に登録されたりブラックリストに登録されることはありません。 水道代は各自治体が運営している公共料金になります。クレジットカードやローンと違って信用情報期間に登録されるわけではないため、今後のクレジットカードの審査、ローン審査には影響はしません。 ただし、クレジットカード支払いにしており、クレジットカードの支払いを滞納している場合は信用情報機関に登録されてしまいます。

水道代の納付書の期限が過ぎている場合はどこに支払えばいいか?

水道代の支払いが遅れており、納付書の支払い期限を過ぎてしまった場合でも、3週間ほどであればコンビニエンスストア、金融機関の窓口で支払える場合があります。支払い期限を過ぎてしまった場合でも、督促状が届く前にお手元の納付書で支払いましょう。 ただし、コンビニの場合では期日が過ぎた納付書の場合は、支払いができない場合もありますので、バーコードが通らなかった場合は銀行で支払う必要があります。 また、期日を大幅に過ぎている場合は水道局に電話して納付書の再発行をして貰う必要もある場合があります。

水道代を支払った後に督促状が届いた場合はどうすればいいか?

水道代金を支払った後に、督促状が届く場合もあります。これは支払いが確認できるまで数日かかってしまうためによるものになります。 既に支払っている状態であれば、捨てても問題がありません。

水道代を支払えない場合の対処法について

水道代を支払い忘れたとしてもしっかりと支払えば水道が止められることは有りません。 しかし給料の関係等で支払うのが一時的に出来ない場合もあります。そういった場合は、下記の対処法を検討してください。
  • 水道代が払えない事を水道局に相談する
  • 水道代の減免が受けられないか確認する
  • 公的融資が受けられないか確認する

水道代が払えないことを水道局に相談する。

お支払い期日までに水道代が払うことが出来ない場合は、放置をせずに早めに水道局に相談しましょう。支払えない事情や、支払える日などの日程を相談することで一定期間の猶予をもらうことができる可能性があります。

水道代の減免が受けれないか相談する

自治体によっては生活保護世帯や障害者世帯、年収が低い世帯の場合は減免制度が設けられています。 地域によっては、生活保護の方、児童扶養手当を受けている方等は一定の減免を受けれる制度があります。住んでいる自治体によってこの制度は色々あったりなかったりしますので、自治体に相談師にいきましょう。

水道代の減免が受けれないか相談する

国の生活福祉資金貸付制度等のお金を借りれる制度があります。これは生活に必要な水道代を払うためのお金を借りることが出来る制度になります。 低所得者・高齢者・障害者世帯を対象とした貸付制度で、一時的な生活の再建をするための制度になります。滞納している公共料金の支払いの立て替えなどを低金利で行うことができるため、まずは社会福祉協議会に相談しましょう

水道代についてのよくある質問

水道料金の支払いはいつまで待ってくれるのか

滞納から給水停止までは早いと1ヶ月半程になりますが一般的には2ヶ月から4ヶ月になります。支払いができない場合は、給水停止予告書が届く前に水道局に相談をする必要があります

水道料金の支払いで水道の利用停止が行われる前に何回督促があるか

水道の利用停止が行われる前に3回の通知が届きます。地域によって異なりますが、第一段階で督促状、第二段階で催告状、第三段階で給水停止措置書になります。督促状が来た時点で支払いをすれば水道は停止されません

給水停止予告を無視するといつ水道はとまる?

給水停止予告書を無視して代金を支払っていないと給水が停止されて水道が利用できなくなります。給水停止が行われるのは滞納開始からおおよそ4ヶ月程度になります。水道の利用を再開するには未払いの代金をすべて支払う必要があります。

給水停止は違法だと思いますが違法ですか?

給水停止処分については水道法第15条3項に基づいた行為であり、違法性はないとされています