スマホ(携帯)を強制解約されたら?解約の基準や解約後の影響を解説

多くの方が使用するスマホは、通信会社が設けた規約を基準にした契約を交わして持てます。しかし、料金が滞納・未納が続くと強制解約になることも。

強制解約になるとスマホを自由に使えなくなるため生活に支障をきたします。そのため支払いを滞りなく行うことが大切ですが、生活上支払いができないこともありますよね。

今回は携帯の支払いが滞納・遅延しがちの方にむけて、多くの通信キャリアが設けている強制解約の基準や強制解約前に知りたい基礎知識をお届けします。

スマホ(携帯)が強制解約になる理由

スマホは毎月決まった日に料金を支払って使用しますが、料金の支払い期日が大幅に遅れると、強制解約になることがあります。以下は、大手3キャリアが設けている強制解約の基準です。

  • auの場合:契約解除予告に記載のある支払期日を遅れる
  • Softbankの場合:4ヶ月間支払確認がとれない場合
  • ドコモの場合:支払期限から20日目から30日目経過して利用停止後に強制解約

auの場合は事前に契約解除を行う予告が送られてきますが、SoftBankの場合は一定期間料金を滞納すると自動解約に。

ドコモの場合は料金を滞納すると利用停止に。その後、数ヶ月未払いの状態でいると自動解約になると言われています。

格安SIMは強制解約の基準は緩い?

近年多く普及している格安SIMにも強制解約の基準が設けられています。

LINEモバイルの場合は毎月5日に引き落とされる料金が一定の期間、支払われなかった場合、利用停止されます。楽天モバイルの場合は未払いの料金を請求した翌々月までに料金を支払わなかった場合、利用停止。利用停止後に料金未払いが続くと自動解約になります。

公式上、強制解約の基準は設けていないことから基準が緩いと感じる方も多いでしょう。しかし、利用状況によってすぐに強制解約になる可能性もあるため、利用停止前に払うことを心がけてください。

スマホ(携帯)が強制解約になるとどうなる?

スマホが強制解約になると、信用機関を通す買い物や、今後の携帯契約に支障が出ると言われており、以下3点の影響が生じます。

携帯会社のブラックリストに入り契約ができなくなる

携帯の契約はトラブルや犯罪抑止のために、契約時は各通信キャリアが契約者の信用状況を審査する決まりです。審査時に料金滞納や短期解約の繰り返しなどを行なってブラックリストに入っていることが発覚すると、契約ができなくなります。

中でも過去に強制解約になった通信キャリアの再契約は非常に難しくなるため、強制解約のリスクがある方は、契約時に支障をきたすことを念頭においてください。

強制契約後はスマホを他社契約できる?

携帯を強制解約された通信キャリアが契約できない場合、他社で新規契約を行わざるを得なくなります。

契約する通信キャリアや利用する信用機関が違っても、信用機関同士はCRIN(Credit Infomation Network)を用いて情報を共有しているため、他社での契約が通らないことも。

各キャリアの審査を通す基準が異なることはありますが、強制解約や滞納経験のない方より審査が通りづらくなることを視野に入れてください。

ブラックに入ると5年間は契約に支障をきたす

携帯料金の滞納や、滞納による強制解約になると、最低5年間各信用機関のブラックリストに登録されます。

また、クレジットカードの利用や借り入れなどの審査も通りづらくなるため、5年間は信用機関を介した買い物や金銭のやりとりができなくなると考えてください。

スマホ(携帯)が強制解約になっても持つ方法

クレジットカードなどがなくスマホが持てない、また強制解約でブラックリストに登録された時にスマホが持てないと生活に不便を感じますよね。スマホを自分の名義で持てない場合は以下3点の方法を使うと持つことができます。

他の人の名義で持つ

スマホ契約時の審査は本人名義の支払い・契約状況をベースに審査するため、家族の名義で審査が通るとスマホを持てます。

最新の機種を契約したい方や、利用エリア上、通信キャリアの選択肢が少ない場合は家族などの名義でスマホを契約してもらうのもおすすめです。

しかし、個人契約で他人名義のスマホを持つとトラブルに発展することもあります。他の人の名義でスマホを持つ時はトラブルなどが起きないように、支払い方法を分けるようにしましょう。

プリペイドスマホを使う

料金を前払いでチャージして使用するプリペイドスマホの場合、審査なし且つ使いすぎを抑止して使うことができます。取扱店舗やチャージ方法に制限がありますが、一時的に使えるスマホを探す方にはおすすめです。

長期間使うならスマホレンタルもおすすめ

携帯の審査がブラックで通らない、また強制解約になって間もない方にはスマホレンタルの使用もおすすめです。

スマホレンタルはプリペイドと異なり、後払いのものが多いため、出先で急に使えなくなる心配もありません。また、月額支払いのものが多いため、長期間使えるスマホを探している方にもおすすめです。

以下コラムにもスマホレンタルの概要を掲載しています。ぜひ参考にしてください。

スマホレンタルはどんな人でも利用できる?概要や選び方を紹介

通常のスマホとスマホレンタルの違い

通常のスマホとスマホレンタルどちらも設定したパケット定額と基本料金で使えますが、実際にどのような点が違うのか。また、本当に審査不要で使えるのか気になる方も多いのではないでしょうか。

通常のスマホとスマホレンタルは以下3点に違いがあります。

信用機関の審査不要で使える

まず、スマホレンタルは各レンタル業者が契約したSIMカードや本体を借りて使用するため、信用機関の審査なしで使えます。契約の待ち時間や機種の開通手続きの手間がなく使えるため、急用でスマホが必要になった方にもおすすめです。

1日のみの所有も可能

通常のスマホは毎月またはキャリアが設けた年数の契約が必須ですが、スマホレンタルは自分で所有日数を選択可能。イベント行事などで1日のみレンタルする方や、仕事用で毎月所有する方までいます。

好みの日数を選んで自由に使えるのもスマホレンタルの魅力です。

料金はレンタル会社独自の展開のため確認すること

スマホレンタルは審査不要で好みの期間だけ使えますが、通信料は各レンタル会社独自のものになります。契約後の齟齬やトラブルが起きないよう、必ず利用料金を確認してから契約してください。

スマホ(携帯)の支払いは期日通りに!困ったらレンタルを検討しよう

今回はスマホの契約が強制解約になったことのある方や、料金滞納で悩む方にむけて、各通信キャリアの解約基準やブラックリスト登録の影響など、スマホに関するお役立ち知識をお届けしました。

スマホ料金の支払いは1日程度遅延していても大きな問題はありませんが、滞納などを避けるためには期日通りに支払うことが大切です。毎月規定通りに支払うことを前提に使いつつ、困った時はスマホレンタルを検討してみてください。